講話内容

中野裕弓 講話
日  時 平成25年11月11日(月)16:00〜18:00
場  所 関西経済同友会 会議室(中之島センタービル28F)
講  師 中野裕弓 元世界銀行本部 人事マネージャー

講話内容
◆世界銀行での経験した「言葉にして発する文化」
 私は世界銀行本部にヘッドハントされ、5年間に1,500人92カ国の職員から職場の悩み、キャリア、人事関係他の相談を受けた。高倍率の中から私が選ばれた理由は、外資系銀行で120人中40人ものリストラを訴訟沙汰ゼロで収めたことではないかと思う。世界銀行で感じたのは語ることの大切さだ。語らなければ存在が認められない。良いレポートを書くのに会議で発言せずリストラされた日本人もいた。会議で特に発言することがない場合にも、「それはいつのことか?」等質問すると良い。声を発することで存在感を示すことができる

◆グローバル社会でのリーダーの資質と多様性の受入
 一言でいうと人間力。どんなに良い仕事をしても、人間的な魅力がないといい仲間、いいチームを作りにくい。
 私がお勧めしたい考え方に、"Let's agree to disagree."というのがある。「お互いに合意できないことで同意しよう」という意味で、西洋人はこれをディベート等を通して"スポーツ感覚"で行うが、日本人は苦手である。ドライと言えばドライだが、仕事ではそうやって気持ちを切り替え、感情を残さないことが大切だ。

◆3つの箱(個人の意識と社会の変化)
 私の体験から「3つの箱」で時代の変化を説明したい。@「依存型」。組織に依存し、個の自立はなく、人と人との力は1+1<2。A「独立・自立型」。上下関係がなく、個が自立し、1+1=2。B「ネットワーク型・相互扶助型」。共存共栄型が基本で、1+1=∞(無限大)。従来型の@において、リーダーシップに求められたのはPowerだが、今後発展が期待されるBのリーダーシップに求められるのは、Love, Harmony, そしてPeace構築であろう。



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