適塾ダイジェスト
3月12日 談論風発講座発表会を開催しました
談論風発講座発表会
下半期「談論風発講座」のしめくくりの場として、成果発表会を開催しました。

 派遣元企業の代表者や経済界の方、修了生が出席のもと、「安全保障」、「行財政改革」、「関西の活性化」の各グループごとに、半期に渡る侃々諤々の議論の成果を発表しました。
 質疑応答の後、学界担任講師や経済界の方からコメントを頂戴しました。
 最後に上野至大会長が閉会挨拶をし、発表会を終了しました。



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2月7日〜2月11日 ニューヨーク海外視察研修
ニューヨーク視察研修
日程・・・平成18年2月7日(水)〜2月11日(日)
安全保障の基軸であるアメリカにおける政治経済の現状、ニューヨークの安全、安心な街づくりなどについて視察しました。
訪問先
・米国三菱商事(社長)
・在ニューヨーク総領事館(大使)
・国連日本政府代表部(大使、公使)
・国連本部(広報局広報官)
・ニューヨーク州都市交通局(幹部)
・NTTアメリカ(社長)


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1月25日 サイバー適塾開塾5周年記念式典を開催しました
5周年記念式典
 『国際社会に通用するパワフルなリーダーを養成する』という基本理念のもと開塾したサイバー適塾は、本年3月で5周年を迎えました。1月25日、「日本のあるべき姿とそれを支えるリーダー」をテーマに5周年記念式典を、秋山喜久名誉塾長、井上礼之塾長、寺田千代乃塾長及び会員や講師、修了生・塾生など約130名が出席のもと開催しました。

 開会にあたり、上野至大 サイバー適塾運営協議会会長が「当塾の取り組みが皆様方に強く支持されていることを大変心強く思っている。これまでの成果に安住することなく、創意工夫を重ねることで、10年・20年と息の長い取り組みとしていきたい」と力強く挨拶しました。
 引き続き、当塾の運営等に多大なる貢献をいただいた経済界講師・学界講師・修了生に対し、「浅田記念賞」の表彰式を行い、受賞者を代表して奥野卓司 関西学院大学大学院教授、金田嘉行 ソニー社友・元副社長から、今後のサイバー適塾に寄せる期待を込めたスピーチがありました。
 その後、堀場雅夫 堀場製作所最高顧問による「自今生涯」と題した講演があり、独特の語り口とリーダーシップ論に参加者は熱心に聞き入っていました。
 続いて、1〜4期の修了生が順にリレートークを行い、リーダーとしての活躍ぶりと当塾の今後に対する期待を熱く語りました。
 最後に寺田塾長が「個を活かしたネットワークが大切である。そして適塾への女性の積極的な派遣を期待する」と挨拶し、記念式典を閉会しました。



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1月10日 教養講座 関西フィルハーモニー管弦楽団見学
練習風景
 関西フィルハーモニー管弦楽団の練習を見学し、正指揮者藤岡幸夫氏、事務局長西濱秀樹氏と意見交換しました。


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10月19日 エズラ・ボーゲル ハーバード大学名誉教授の講演を聴講しました
 関西経済同友会創立60周年記念式典に参加して エズラ・ボーゲル名誉教授の講演を聴講しました。

 「国際社会に通用するパワフルなリーダー」を目指し、日々研鑽に励み、海外にも広く目を向け、関心を高めるため、講演を聴講することといたしました。

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10月4日 人間力養成講座 レポート発表会を開催しました

上半期「人間力養成講座」のしめくくりの場として、レポート発表会を開催しました。

 上野至大会長の開会挨拶の後、塾生一人一人が、経済界講師講話や経済界講師との討議、塾生同士でのface to faceディスカッションおよびネット上でのバーチャルディスカッション、さらには春日大社研修など様々なカリキュラムを通じて確立した「自己の哲学」を発表しました。

 塾生による発表に引き続き、副担任講師の福留和彦奈良産業大学助教授から講評をいただきました。
 寺田千代乃塾長より「適塾賞」受賞者への表彰があり、その後松下正幸副会長からの全体講評をいただきました。最後に上野至大会長が閉会挨拶をし、レポート発表会を終了しました。


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9月7日 談論風発講座「関西の活性化グループ」第1回講義を開催しました
帯野社長
日時・・・・・平成18年9月7日(木)14:00〜17:45
場所・・・中之島センタービル28階 関西経済同友会会議室
講演講師・・・帯野久美子 インターアクトジャパン 社長
講演テーマ・・・「関西の国際化−今まで、そしてこれから」
講話内容
◆世界の中の日本
ヨーロッパ、中国、アメリカで見たものは、先進国はすべて同じソーシャルシステムだと信じて進む日本企業の姿であった。
 私が一番社会的にショックを受けた出来事は、95年の大和銀行ニューヨーク巨額損失事件だ。日本側は一人の被害者を出したわけでも、誰に迷惑をかけたわけでもないのに、事件として大きく扱われることに驚いていた。
 しかし、アメリカは、色々な国から誰でもが入れるが故に、基本的なルールは厳守しなければならない社会。小さな嘘でも見逃すと、ソーシャルシステム全体が壊れることを怖れている国だ。
 残念なのは、こんな大和のケースを日本の企業が学んでないこと。先進国は全部同じソーシャルシステムだと思っており、今でも異文化というものを理解していない。
◆関西の国際化
85年頃の大阪府は千人規模の国際会議を毎月やっていた。子供会議、平和会議、環境会議、講演会議。これらの会議の成果を継続できず、開くことが目的で終わったことが、結果的に税金の無駄遣いだった。
 例えば世界平和会議では、有事の際には、共同アピール出そうと決めた。今色々紛争がある時に、当時の決定通り大阪からアピールが出せていたら、大阪は平和都市として、世界にPRできたはずだ。
 関西の大きな国際化といえば、94年の関空オープンである。そして、95年のAPEC。しかし、APECという世界の舞台が大阪に来ながら、運営は全部東京パッケージであった。
 APECで大阪の、関西の国際化は終わった。あの時大阪の地元紹介記事がほとんど出なかった。次のサミットでは、この関西をもう少し世界に書かせる努力。PR努力というのをやっていかなければならない。

企業も人間も自分の故郷を大切にしていかなければ、人間のセオリーに反する。自分を育ててもらった、大阪を今でも愛しているし、これからも愛し続けていきたい。


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9月6日 談論風発講座「安全保障グループ」第1回講義を開催しました
田中会長
日時・・・・・平成18年9月6日(金)14:00〜17:45
場所・・・中之島センタービル28階 関西経済同友会会議室
講演講師・・・田中克彦 ソリッドコンタクツ 会長
講演テーマ・・・「安全保障 〜日米軍事同盟が日本を護る〜」
講話内容
◆はじめに
 最近の中国脅威論の台頭や北朝鮮のミサイル発射実験をみると、いくら平和を叫んでみてもそれだけでは手に入らないという国際常識が分かってきた。我々は、自分の国を自らの手で護ることの大切さを、国民的関心のレベルまで上げていくことが重要である。隣国の中国はいまや経済大国であり、それだけではなく軍事力も強化されて、わが国に対する脅威も大きくなってきている。
◆米国の中国に対する見方
 米国は、2006年のQDR(米国の4年周期の戦力見直し)において、中国を「従来型の軍事的優位を相殺する妨害型の軍事技術を展開できる最大の潜在力を有する国」と規定し、はっきりと脅威と位置付けている。
 ソ連の脅威が消えた冷戦後も、米国が中国を意識し、将来米国の覇権に挑戦する可能性のある国として前方展開戦力を維持するとしているのは、特筆すべき事柄だ。
◆脅威にどう対抗していくか 〜新しい日米同盟へ〜
 地域大国を目指す中国は、軍事力を強化して戦略的に境界を拡大しようとしている。度重なる領域侵犯等、わが国に対しても普通ではない事態が続いている。しかしこれら日本周辺に新しく起きている脅威に対し、自力で対抗することは困難であり、今の憲法と片務条約である日米安全保障条約では有効な対応策はない。
 中国が日米共通の脅威になりつつある今、日本は自前の軍事戦略を持たねばならない。片務条約である日米安全保障条約から脱して、対等の義務を背負った日米軍事同盟へと変化させなければ安全保障における日本の主体性はない。
 日本はこれまで今の憲法で、軍事力の行使をしないというだけではなく相応の戦力を有する自衛隊の存在も曖昧にしてきた。これだけの戦力を持って、自分の国を護ることについて何もできない、という点で世界からも非常に不思議な国と見られている。お座なりにしてきたこれらの問題を真剣に腹を据えて考え、国民的関心のレベルにまで引き上げるべき。有効な軍事力を保有しそれを管理することに日本人は自信を持つべきであろう。


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9月5日 談論風発講座「行財政改革グループ」第1回講義を開催しました
更家社長
日時・・・・・平成18年9月5日(火)14:00〜17:45
場所・・・関西経済同友会会議室(中之島センタービル28階)
講演講師・・・更家悠介 サラヤ 社長
講演テーマ・・・「社会参画と日本の変革」
講話内容
◆時代の流れ
 1980年頃、アルビン・トフラーの「第三の波」が流行ったが、その中でトフラーは時代の変化に対しどのような基本的な認識を持ったのか。第1の波は1万年ほど前からの農業の時代と定義づけており、第2の波は産業革命以降の約300年間、そして第3の波が現在進行中としている。堺屋太一は「知価革命」の中で「これからは知恵の時代である、もしくは、情報の時代である」と書いている。つまり、昔は米や金が富であったが、富というものの定義をしなおさなければならず、幸せや社会のあるべき目的も変わってきているということである。

◆日本の社会システム
 戦後日本はゼロからの出発となったが、55年体制、中央集権、終身雇用・年功序列、画一的な教育システム、経済成長至上主義という社会システムが、日本の成功に導いた。しかし今はそれが足かせになり、変化への対応が遅れている。

◆新しい豊かさを創り出そう
昨年、関西経済同友会が『人生の複線化で「新しい豊かさ」を創り出そう』という提言を出した。
 その中の提言1は、「個人は主体的選択で社会に参画する」ことである。
 提言2は、「社会の一員たる企業が個人の複線化を支援し、キャリアアップを支援することは企業のためになるという意識をもつことが必要である」というものである。
 提言3は、「新たなコミュニティーの創出」である。これからは住民と行政の協働を一層進め、コミュニティービジネスを育て、ニーズマッチングで市民活動を活性化することが大事である。
 提言4は「新たな豊かさを見つけよう」ということである。よく言われる言葉に「マジョリティーが今を作り、マイノリティーが未来を作る」というのがある。変革というのは少数から出てくるので、特にサイバー適塾の塾生、修了生は勇気あるマイノリティーになり、新しい豊かさをどういうところに求め、自分の人生を広げていく補助、支援のためのコミュニティーを持つということから次第に政治や行政を変えていくというのが、一番自然な流れだと思う。


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9月1〜2日 人間力養成講座 Cグループ「自主合宿」
Cグループ自主合宿
人間力養成講座Cグループが自主合宿を実施しました。

エネルギー問題を考えるため、原子力、地熱両発電所を視察し意見交換しました。
また、松尾芭蕉の足跡を求め「奥の細道」の要所を見学しました。



9月1〜2日 人間力養成講座 Aグループ「自主合宿」
Aグループ自主合宿
人間力養成講座Aグループが自主合宿を実施しました。

「いいちこ」で知られる三和酒類(大分県)に訪問し、製造工程の見学や赤松社長との意見交換などを行いました。
また、阿蘇山の大自然や山系の水源地域である高森町を視察し、水・環境問題をテーマとした塾生による講義を行うなど、見聞を広めました。



8月25〜26日 人間力養成講座 Bグループ「自主合宿」
Bグループ自主合宿
人間力養成講座Bグループが自主合宿を実施しました。

第十管区海上保安本部幹部との意見交換を行い、艦上からの訓練視察を行いました。
また、知覧にある特攻平和会館を訪ね、日本の歴史への見聞を広めました。



7月24日 人間力養成講座 第4回講義を開催しました
井上会長
日時・・・・・平成18年7月24日(月)14:00〜17:45
場所・・・関西経済同友会会議室(中之島センタービル28階)
講演講師・・・井上 礼之 ダイキン工業 会長兼CEO
講演テーマ・・・「組織を率いるリーダーシップ 〜リーダーの役割と資質〜」
講話内容
◆求められるリーダー像の変化
 リーダーに求められる資質はそれぞれの社会の文化的な特徴、時代背景等により異なり、普遍的なものは存在しない。歴史的に、安定性を第一に求められるコメ社会であった日本では調整型・現状維持型のリーダーが多かった。しかし、昨今の変化の激しい国際競争社会においては、それでは対応できない。変化を拒む会社組織は必ず衰退していく。激しい変化の時代に求められるリーダーの役割・資質とは何かについて考えを述べたい。
◆今後のリーダーに求められる役割と資質
(1)ビジョンを提示する
 時代の流れを読み、洞察力・先見性を働かせて組織の行き先を示すこと。夢を語るストーリー性が必要。
(2)戦略を立てる
 戦略を考える上で重要なことは、「現場主義の徹底」、「選択と集中」、「走りながら戦略を練り直す柔軟性」である。また経営者は、現場感覚に裏打ちされた自分の直感・感性を信じ、そこに賭ける勇気を持つべき。
(3)人を見る目と適材適所の組織づくり
 戦略を実行するのは人であるから、人を選ぶというのは非常に重要。したがってリーダーには人を見る目が求められる。可能性を信じて仕事を任せるという観点に立ち、欠点探しではなく人を肯定的に見つめてあげること。
(4)独自の企業文化をつくる
 独自の企業文化をつくり、伝承していくことが必要。当社が企業文化について大事にしていることは、多様性を認める(出る杭を認める)ことと、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションの二つ。
(5)率先垂範し、周囲を動かす
 不透明で変化の激しい経済社会においては、まずリーダーが自ら動くことで周囲を巻き込んで、惹きつけて、組織全体が自発的に動くようにしていくことが必要。
 リーダーシップは結果であって目的ではない。追い詰められたときにどう対処するかが重要。人間のキャパシティに大きな違いはなく、挑戦し続けられるかどうかが分かれ目。「Skill」ではなく「Will」の問題なのである。



6月27日 人間力養成講座 第3回講義を開催しました
森下社長
日時・・・・・平成18年6月27日(火)14:00〜17:45
場所・・・中之島プラザ11階 第1会議室
講演講師・・・森下 俊三 西日本電信電話 社長
講演テーマ・・・「私の経営観」
講話内容
◆現場主義の実践
 当社は民営化して20年になるが、一番難しかったのは民間の感覚に社員をどのようにして変えるかということである。社会的な使命を果たしながら黒字にしていくのが普通の企業の姿であるが、そのような感覚に変えていくことが難しかった。
 また、ドコモの創業当時も、「携帯電話は切れて当たり前」という感覚であった現場の社員に1年間ハッパをかけ続けたが、その結果、やればできるということに社員も気がついた。そうするとお客さまも評価してくれるようになり、社員がさらに本気になるという好循環が生まれた。何事も、現場の社員の目線が大事である。
◆現場力をつける
 お客さまが求めるものをどのようにして実現するのか、少し考えただけでは無理だと思うものでも、いかに解決するかが本当のプロである。
 現場力とは社員のプロ意識である。現場力をつけるには、いかに社員にプロ意識を持たせるかということが大事である。社員が意識を持つか持たないかで変わる。これはトップが言い続けなければなかなかできない。
 現場力を身につけるためには、実際汗を流すのが一番で、やはり現場に行かなければならない。
◆社員に夢を持たせる
 私は社員に夢を持たせることを1番重要視している。将来のビジョン、会社がこの先どうなるかということを見せないと社員は頑張れない。終身雇用や年功序列をやめていく今日、社員のプロ意識が企業にとって最も大事である。企業は人が集まってできているのだから、その人がプロ意識を持てなければ永続しない。大事なことは、社員にとって「自分の会社」であるという意識をどのように持たせるかであり、経営者が考えなければならない。
◆最後に
 現在、社員に考える力をつける、物事を考える訓練をすることに取り組んでいる。「考える」訓練は難しいが、それをすると世の中を見る目が変わってくるので、是非皆さんも取り組んでほしい。



6月16日 人間力養成講座 特別講話を開催しました
萩尾事務局長
日時・・・・・平成18年6月16日(金)14:00〜17:45
場所・・関西経済同友会会議室(中之島センタービル28階)
講演講師・・・関西経済同友会 常任幹事 萩尾千里
講演テーマ・・・「人間力について」
講話内容
◆今日の好景気の実態
 現在いわれている景気回復は、リストラ、下請け整理、資産整理等、弱者の切捨てによる業績の好転であって、年間3万人の自殺者を出している現状は、好景気ではない。「経済大国」、「治安国家」、「勤勉な国民性」という日本の神話はことごとく崩れていった。
 時代の寵児としてもてはやされた実業家の中には、恵まれた環境にありながら、金儲けのみに執着し、何かを見失い、そして凋落していった者も多い。
◆明治維新から戦前、そして戦後
 幕末、西洋の植民地化政策を目の当たりにした日本人は、明治維新を迎え、列強に対抗しようとした。持ち前の勤勉さで、西洋文化を吸収し、国力を伸ばしていった。(和魂洋才)その後、国際感覚の欠如と思い上がりから、戦争へと突入していった。戦後の民主主義教育は、結果の平等を強要するものであった。そのため健全な競争原理も妨げられていった。そんな中で、戦後の日本を復興し、高度経済成長を成し遂げた諸氏の原動力となったのは、日本人の精神文化に根ざしたバネの力であった。
◆大阪の市政改革
 大阪の市長、府知事選挙の際に、同友会は公開質問状を出し、公開討論会を行った。それが内部告発のきっかけの一つになった。現在の関市長は、市政改革に本気で取り組んでいる。労組との縁切り、市営交通の完全民営化、どれも志を持って成し遂げようとしている。
◆「人間力」とは
 「人間力」とは、強い意志力(志)と人を動かす人間的魅力。必ずやり遂げようとする強い意志。人を惹きつけ、人を動かす力。現場感覚に基づいた空論ではない夢、ロマン。これらを身につけるには、短期、中長期のシナリオを必ず自分で持つことが大切である。



6月6日 人間力養成講座 第2回講義を開催しました
寺田社長
日時・・・・・平成18年6月6日(火)14:00〜17:45>
場所・・・関西経済同友会会議室(中之島センタービル28階)
講演講師・・・寺田 千代乃 アートコーポレーション 社長
講演テーマ・・・「私の経営哲学」

講話内容
◆絶え間無く続けた付加価値の創造
 創業以来、引越しは単なる運送業ではなくサービス業だと考えて、常に付加価値を付けることに努力してきたし、今もその姿勢は変わらない。また、12年間増収増益基調を続けているということは、ゴムをぐーっと引っ張っているような状態だから、やがて限界がくる。このゴムに幅や緩みをつけられるような新しいサービスを付加していかなければならない。ただ、おもしろいだけでやってもダメ。世の中の環境がそれを必要としているかどうかが大切。でもそれに気づくためには、常に問題意識を持ってないと、すーっと右から左へ抜けてしまう。さらに、「何かないか?」「何かできないか?」と思うだけでもダメ。実行に移すことが大切である。
◆夢の共有
 社員が創業25周年をお祝いしてくれたことが、大変嬉しかった。その席上で、私は「25年間、本当にいろいろと大変なことがあったけれども、全て忘れた。みんなと一つの夢を追いかけ、一緒に仕事をしてきて良かった。"the 0123"のブランドを持ち上げてくれた人には決して後悔させない」とスピーチした。この日の出来事により、何らかのかたちで社員に返すというのはこういうことなのかなと思った。
 そうして、2004年の10月に東証・大証2部へ、2005年10月に東証・大証1部への上場を果たした。知名度の向上や資金調達といったことが目的ではなくて、成長の過程として上場できた。
◆CSとESはアートの経営の基軸
 アートにはいわゆる"エリート"はほとんどおらず、普通の人の集まり。しかし、この普通の人達が本気になってやろうと決めた時は、凄い流れ・勢いをつくれる集団になれる。最近のアートは個の単位で強くなってきたと感じる。アートはCSを経営の基軸においているが、ESにも同じようなウェートをかけているつもりでいる。これからも、社員の夢とマインドを共有してがんばっていきたい。



6月5日 平成18年度会員総会を開催しました
平成18年度会員総会を開催し、平成17年度事業報告(案)および収支決算並びに平成18年度事業計画(案)、収支予算(案)およびサイバー適塾開塾5周年記念事業の実施についてそれぞれ承認されました。また浅田和男記念賞制定の提案がありました。



5月19日〜20日 春日大社研修を開催しました
春日大社研修
「日本・日本人としてのアイデンティティ」の確立を図るため、春日大社様のご協力のもと、1泊2日の合宿研修を実施しました。



4月18日 人間力養成講座 第1回講義を開催しました
松下副会長
日時・・・・・平成18年4月18日(火)14:00〜17:30
場所・・・関西経済同友会会議室(中之島センタービル28階)
講演講師・・・松下 正幸 松下電器産業 副会長
講演テーマ・・・「松下電器の理念と戦略」

講話内容
◆「守るべきもの」と「変えるべきもの」
 当社の経営理念は、「事業を通じて人々の暮らしを豊かにし、社会の発展に貢献する」という、創業者松下幸之助の事業哲学から生まれた。この経営理念は、「企業は社会から人、モノ、金といった経営資源をお預かりし、事業活動を行う」という、いわば「社会の公器」という考え方や、「お客様第一」「日に新た」という考え方とつながりあって、今日まで受け継がれている。当社は、この経営理念を「不変の使命」と考えて、綱領で明文化している。一方、さまざまな方針や計画、組織や仕組みなどは、すべてこの「使命」を果たすための「方策」にすぎず、「方策」は毎日見直し、そのときどきの環境の変化に柔軟に対応させていかねばならない。
◆「お客様価値創造企業」への飛躍
 大きな時代の変化の中で、新しいビジネスモデルが出現し、異業種との競争が激化している。このような中で松下電器は、2001年から2003年には「破壊」と「創造」を旗印に数々の構造改革を行った。そして2004年からは3ヵ年の中期計画として「躍進21計画」を策定し、持続可能な成長を目指している。具体的には、営業体制の変革やセル生産方式の導入、ブラックボックス技術の創造や「V商品」の重点的推進、「世界同時発売・垂直立ち上げ」に取り組んでいる。さらに、2010年にはグローバルレベルで見て名実ともに「お客様価値創造企業」と認めていただけるような優良企業へと飛躍していきたい。
◆最後に
 激しいグローバル競争の中にあっても、日本の技術力、製造力は世界のトップランナーとして貢献できると確信している。日本が、世界から必要とされる強い国に復活するためには、製造立国として発展していかなければならない。松下電器はこれからも製造業の遺伝子を守り、お客様の価値を創造できるモノづくりにこだわり続けたい。今後も当社は「スーパー正直」に透明性を高め、常に自浄作用の働く組織となるよう全社員で目指していく。
 21世紀は皆さんの時代である。是非、ワクワクする社会、ワクワクする日本を創っていただきたい。


◆最後に  日本は、新しいテクノロジーと若い力で「技術立国」として復活しなければならない。  21世紀は皆さんの時代である。是非、ワクワクする社会、ワクワクする日本を創っていただきたい。


4月5日 「サイバー適塾」第4期修了式および第5期入塾式を開催しました
 サイバー適塾は、4月5日、第4期塾生34名の修了式および第5期塾生33名の入塾式を開催いたしました。

 上野会長(西日本電信電話 取締役相談役)の挨拶、修了生の紹介、表彰者(適塾賞)の発表・賞状授与の後、井上塾長(ダイキン工業 会長兼CEO)から、年間を通じて最も活躍した塾生に贈られる「適塾大賞」を受賞した仙波尚史塾生(鹿島建設)に修了証書が渡され、修了生を代表して答辞を述べました。
 引き続き、第5期生33名の紹介、井上塾長挨拶の後、入塾生を代表して阿川毅塾生(関西電力)が力強く宣誓を行いました。

 さらに、講師を代表して、奥野卓司関西学院大学教授および塩沢由典大阪市立大学教授から、修了生・入塾生に対し激励と今後のパワフルなリーダーとしての活躍への期待を込めたメッセージが贈られました。
 式典後、企業経営者や学界講師の方々にも多数ご出席いただき交流会を開催しました。直接に接するまたとない機会となった企業経営者の方々との交流を通じて、修了生は今後の更なる成長と飛躍を胸に誓い、入塾生は今後1年間お互いに切磋琢磨していく決意を新たにしていました。

上野会長挨拶要旨
 4期生の皆さん、本当にお疲れさまでした。この1年、皆さんは「国際社会に通用するパワフルなリーダー」を目指して研鑽に励まれました。その結果大きな成長を遂げられ、今日晴れて修了を迎えられますことを心からお祝い申し上げるとともに、あらためて敬意を表したいと思います。しかし、サイバー適塾を修了したからといって、それだけでパワフルなリーダーになれるわけではありません。是非、サイバー適塾において身につけた素養をこれからの仕事に生かしてください。そして、会員企業の皆様には、成長した修了生に大いに活躍できる場を与えてくださいますようお願いいたします。
 また、開塾から4年の歳月を刻むサイバー適塾は、4期生の皆さんを含めますと126名の修了生を世に送り出したことになります。皆さんには、私が常々申し上げている「有言実行」を着実に遂行していただきたいと思います。そうすれば、サイバー適塾出身者の人脈の裾野が広がり、そして大きな波動が多くの人々を共鳴させ、それがさらに大きな波となって真の心の豊かさ、幸福を実現する改革に繋がっていくと期待しています。
 次に、関係者の皆様に申し上げます。第4期では、講座の内容をさらに充実させるよう新たな取り組みもいくつか行いました。春日大社様の協力を得て実施した1泊2日の合宿研修もその一つです。これは、グルーバルに活躍するためには、日本人のアイデンティティ、すなわち日本人としてぶれない軸を持つことが必須であるということから、人間の、日本人の素晴らしさを理屈ではなく肌で感じることを目的に実施したものです。研修では、神事作法の背景にある意味などを学ぶとともに、それらを実際に体験しました。また、春日大社の葉室宮司さんには、「感謝と共生は、日本人の命の原点である」といったお話をしていただきました。今後も工夫を重ね、塾生の皆さんの心に響くようなプログラムを企画していきたいと考えております。
 最後に、こうしてサイバー適塾のこれまでの成果を、胸を張ってご紹介できましたこと大変嬉しく思っております。これもひとえに関係者の皆様方のご尽力の賜物であり、厚く御礼申し上げます。そして、引き続き知恵とお力をお貸しいただきますようお願いを申し上げて、これを私からのご挨拶とさせていただきます。

井上塾長挨拶要旨
 修了生の皆さん、仕事で中枢の役割を果たされ大変多忙な中で1年間の研修を重ねられ、こうして無事修了を迎えられますことに対し心から敬意を表したいと思います。本当にご苦労さまでした。(先の答辞での)仙波さんの仰るとおり、皆さんの顔は1年前に比べ確かに引き締まったように思います。そして、我々関係者に対して「功を急ぐな。塾生は仲間で、これから一緒になって企業のため、関西のためにがんばるんだ」というようなお話でありました。このこと確かに承りました。それにしましても、今から申し上げようとしていたことを全て答辞で話されてしまい、私は何も言うことがなくなってしまいました(笑)。ですので、私はリーダーシップについて、塾生の皆さんに少しお話することにします。
 当社では、企業のトップが集まるアフターファイブ的な会合の運営を行っているのですが、そこで企業のトップと接している若手社員が「企業のトップといった方は本当に純真で、子供みたい。夢中になって、(うまくいかないと)悔しがられる。こうあって欲しいな、と思うことを強く思われる」というようなことを言っていました。私はこれを聞いて「なるほどなぁ」と思いました。美しい物、音楽や話を見たり聞いたりした時に、心からが感動する素直な心がなければリーダーとして成功しないような気がしたのです。そういう感受性がなければ周りはついてこないのではないかと。リーダーというものは自らが人を引っ張るというよりも、周りの人達が自然にその人を引き立てて、リーダーとしての仕事をさせるという側面が案外強いような気がします。
 それから、リーダーが最後の決断・判断をする時に重要となるのは「動物的な勘」だと思うのです。決断・判断をする際には、自分の会社から少し離れて、自分の会社を見て冷静に判断し、そして勇気有る決断をする。その決断も物の本に溢れるほど書いてあります。だから、同じことをやっていても企業間格差をつきません。そうしますと、最後は「先見性」・「洞察力」というようなことでもない、「動物的な勘」というものが必要になってくるように思うわけです。ぜひ、そのようなことを養うために、遊ぶことも忘れずに、恋することも忘れずにやっていただきたいと思います。 最後に、サイバー適塾の発展のためには、素晴らしい塾生の皆さんが、素晴らしい講師に学び、修了後会社で素晴らしいご活躍をされるという、この三つが必要ですので、我々の大きな仕事として、企業に対して修了生が活躍する場を提供していただけるようお願いすることがあると思っています。そして、私は修了生の皆さんが企業を、関西を、日本を変えご活躍される原動力となるまで、サイバー適塾を続けていきたいなぁ、と思っております。塾生の皆さん、がんばってください。




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