適塾ダイジェスト
3月9日 談論風発講座発表会を実施しました
日  時  平成21年3月9日(月)
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
スケジュール
 14:00〜17:30 発表会
 17:45〜19:15 交流会


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2月10日〜14日 海外視察研修(ベトナム)を実施しました
日本のビジネスパートナーとしての存在感を増している ベトナムの政治経済等の現状を体感し、見聞を広めました。
日  時  平成21年2月10日(火)〜14日(土)
場  所  ベトナム(ホーチミン、ハノイ)
訪問先・スケジュール
10日(火)
 ・三菱商事 ホーチミン事務所(意見交換)
11日(水)
 ・サイゴン港(意見交換、港湾施設見学)
 ・KONOIKE VINATRANS LOGISTICS
      (意見交換、冷凍倉庫見学)
 ・SaiGon3(意見交換、縫製工場見学)
12日(木)
 ・ジェトロ・ハノイ・センター(意見交換)
 ・ベトナム政府 計画投資省(意見交換)
 ・タンロン工業団地(意見交換)
 ・TOTO VIET NAM(意見交換、工場見学)
 ・YAMAHA MOTOR PARTS MANUFACTURING VIETNAM
       (意見交換、工場見学)
13日(金)
 ・ハノイ工科大学(意見交換、キャンパスツアー)


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12月17日 春日若宮おん祭を視察しました
春日若宮おん祭
日  時 平成20年12月17日(水)
場  所 春日若宮おん祭お旅所
      お旅所にて伝統芸能の見学
       (東遊・田楽・細男・舞楽 等)



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10月27日 教養講座 関西フィルハーモニー管弦楽団の練習を見学し、首席指揮者藤岡幸夫氏の講話を開催しました
講話
日  時  平成20年10月27日(月)16:00〜20:00
場  所  オーク2番街
スケジュール
  16:00〜17:00 関西フィルの説明および質疑応答(西濱事務局長)
  17:00〜18:00 リハーサル見学
  18:30〜20:00 藤岡幸夫氏の講話および意見交換


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10月6日 人間力養成講座レポート発表会を開催しました
レポート発表会
日  時  平成20年10月6日(月)14:30〜17:50
場  所  リーガロイヤルNCB(中之島センタービル2階)
スケジュール
  14:30〜17:50 発表会(2階「淀」の間)
  18:00〜19:15 交流会(3階「楓」の間)


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9月11日 人間力養成講座 特別講話を開催しました
村上名誉教授
日  時  平成20年9月11日(木)14:00〜16:00
場  所  リーガロイヤルNCB「楓の間」(中之島センタービル 3階)
講  師  村上 和雄 筑波大学 名誉教授
テーマ   「遺伝子研究から見た人間力について」
スケジュール
  14:00〜15:00 特別講話講師講話
  15:00〜16:00 特別講話講師と塾生による討議
講話内容
◆ポジティブな遺伝子をスイッチオン
 遺伝子には一種のスイッチがあり、オンで遺伝子が働き、オフで働かなくなる。もし才能を伸ばす遺伝子、健康になるための遺伝子のスイッチをオンにして、病気になる遺伝子をオフにすることができれば、私達の可能性は何倍にもなるかもしれない。遺伝子暗号を変えることはできないが、心を変えると遺伝子の働きが変わるのではないか。陽気、感動、祈りといったポジティブな感情が、良い遺伝子のスイッチをオンにする、という仮説を一つひとつ証明していきたいと考えている。
◆科学の大発見にはリーダーの情熱、直感が必要
 世界で最初にヒトレニンの遺伝子を捕まえ、全遺伝子暗号の解読に成功した。科学には、客観性、理性、知性がもちろん大切だが、科学を進めるプロセスには、感性、直感、インスピレーション、特にリーダーには情熱が無いと駄目。大発見には常識を越えなければならず、絶対いけるという勘、やり遂げるという思いが必要である。
◆サムシング・グレート
 ヒトの細胞に遺伝子暗号を書き込み、それを間違いなく動かしているのは一体誰なのか。私は、それをサムシング・グレートと呼んでいる。今の科学では全くわからないが、この存在が無ければ、私達はそもそも存在しない。細胞を一から作ることは、世界の学者が全て集まってもできない。命の根本原理について、私達はほとんど何も知らない。生きているということが、細胞1つでも如何に凄いことか。まして、人間が生きているというのは、ただごとではない。
◆日本の出番
 日本には「いただきます」「おかげさま」「もったいない」「ありがとう」という素晴らしい言葉がある。言葉は文化の鏡。日本人はそういう文化を何千年来、持ってきた。そういう精神的な伝統と科学技術力、経済力を持つ国は日本しかない。ダライ・ラマ14世は、21世紀は日本の出番だと言う。私は、多くの人と共に喜び、良い遺伝子のスイッチをオンにしていき、そしてサムシング・グレートを感じ、感謝し、感激する感性を豊かにして、日本を世界に役立ついい国とするために働いていきたい。


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9月4日 談論風発講座 安全保障 経済界講師講話を開催しました
萩尾取締役社長
日  時  平成20年9月4日(木)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師  萩尾 千里 大阪国際会議場 取締役社長
講演テーマ :「グローバル化と志・危機意識」
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆夢と志、洞察力について
 この4月に熊本県知事に就任した蒲島郁夫氏は私の高校時代の後輩だが、経歴がユニークである。非常に貧しい中で育ち、農協勤務等を経て渡米し、ハーバード大学大学院を修了、東大教授を歴任し、現職である。夢を持って努力をすればそのくらいのことはできるということである。そのためには感受性を高めて、夢やロマン、志を持ち、実行していくことが重要である。現場を絶えず見て将来を見通す。つまり洞察力が必要であり、それには色々な人の話を聞き、原点に触れることが一番いい。知識だけではいい仕事はできない。知識プラス実行力、要するに自分で第一情報に触れる、現場を踏む、そこからものごとを考える。私自身の新聞記者での経験でも、現場を踏んで、第一情報に接し、また絶えず自分の仮説を持つ、それらにより特ダネを幾度となく手にすることができた。
◆言うべきことを言える関係作り
 私は、自分なりに中国の発展のために協力してきたという自負がある。中国の人からも親中的だと思われているが、私は国内でも中国でも中国の批判も含め言うべきことを言ってきた。そのような関係を政府ベースでも、個人ベースでも、民間ベースでもどんどん作っていって、お互いの信頼関係を構築することが重要である。外交も人間がすることなので情があると思っている。何か問題が起こってから話し合いをしても、なかなか相互理解はできない。それまでの付き合いが重要である。これには長期的な読み、洞察力が必要。これは企業経営でも同じであり、5年先、10年先がどうなるのかということを読んで、布石を打っていく。それが企業の競争力につながっていく。
◆対等な日中関係の構築
 現在の中国はそんなに心を許せる国ではないと思っている。甘い考えでは、日本は中国に飲み込まれてしまう。日本は、したたかに中国と付き合って負けないようにしながら、良い関係を作っていかなければならない。日本はできるだけ突っ張って、対等な関係の中で対中関係を良くしていかなければならない。


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9月2日 談論風発講座 関西の活性化 経済界講師講話を開催しました
金田社友
日  時  平成20年9月2日(火)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師  金田 嘉行 ソニー 社友・元副社長
講演テーマ 「多様な知の集積と地域の魅力」
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆シンガポールと日本との比較
 大変ショッキングだが、昨年シンガポールの1人あたりのGDPが日本を抜きアジアbPとなった。そのシンガポールと日本(関西)を、私の独断で比較してみる。公共インフラ、企業・研究者等に対するインセンティブはシンガポールがいい。大学の質は似たようなものだが、関西は集積度がはるかに高い。文化資産と芸術は日本、特に関西が優れている。外国人の受け入れは、シンガポールは世界1〜2位を争うほど色々配慮しているが、日本は駄目。人口は500万人弱で京阪神と同じぐらい。シンガポールといえば、金融、物流、サービスのイメージが強いが、実は製造業がグローバルに展開し、GDPの25%以上を占めている。日本は22%程度。私は、産業、地域の活性化は、製造業の存在を抜きには考えられないと思っている。
◆関西の活性化
 関西の活性化には、グローバルな視点とアクションが必要である。本社が東京へ移転しただけで嘆くようではいけない。ビジネスチェイン(研究から市場まで)の中のチェインの1つ、あるいは節目の1つでいいから、創造、導入すべきだ。また、外国の知識人、専門家を企業や大学、行政に積極的に誘致して、知の連携と創発を図る。彼らには、日本の科学技術や文化が魅力だが、理解には日本語が壁になるので、日本の企業や行政には、将来性ある若手研究者等が母国で日本語教育を受ける機会を作ってほしい。住みやすい住環境の提供も重要。日本の法人税が高すぎるのは問題だ。積極的に外国企業、資本の関西進出を促進すべき。1,500兆円の民間個人資産の活用も課題だ。
 何をするにも基軸は人材。エリート、リーダーの育成。知の生産性の高い1人3役位こなせる人材でなければ、欧米や中国、インドのエリート達と太刀打ちできない。そのための高い教養が必要となり、大学と産業界の連携に期待したい。そして個人でできる社会貢献を自ら行うことすなわちノーブレスオブリージが、これからの社会を変えていく上で大事なことだと思う。


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8月28日 談論風発講座 行財政改革 経済界講師講話を開催しました
佐藤代表取締役CEO
日  時  平成20年8月28日(木)14:00〜17:45
場  所  中之島プラザ 11階 第2会議室
講演講師  佐藤 茂雄 京阪電気鉄道 代表取締役CEO
講演テーマ 「大阪に活力をもたらすための自治体改革」
           〜大大阪ひいては関西州へ〜
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆自治体は何故変わらなければならないのか
 ふるさと納税制度を活用しようと出身地の市役所に問合せたが、収益に関心がなく、通り一遍の対応に終始。また、学友の社民党議員と話す機会があり、地方を自立型に転換させ、地域を活性化させることが格差をなくす道であるとの持論を述べたが、議論が噛み合わなかった。
◆関西経済同友会の活動でわかったこと
 大阪市財政局が平成20年2月に作成した「経営形態のあり方に関する方針」という資料がある。その中の地下鉄バス事業と水道事業を比較すると違いは一目瞭然。水道事業は期限をきっており、やる気がある。地下鉄バス事業の方は美辞麗句だけ。本当にバスが必要なのかという見直しは一切せず、とにかく地下鉄とバスの両方を残そうとしている。民間並みの質の高いサービスの提供と効率的な経営も、本当にやる気があるのか疑問に思う。何よりも相変わらず「経営改善」と言っており、「改革」という言葉は出てこない。交通局の事業で一番大きな問題は、バス事業には収益力がないということ。だから、バス事業の赤字を地下鉄事業の黒字で補填している。地下鉄事業も、御堂筋線は儲かっているが、それ以外は債務完済のめどが立っていない。単年度では黒字になっているかも知れないが、実は8千億円の債務がある。
 市民の皆さんには、税金を使ってバス事業に多額の補助金を出していることや、地下鉄にも税金から敬老パスの補助金をどんどん出していることをよく認識して頂きたい。敬老パスを使う人は喜ぶだろうが、高い税金を取られ、ほかのところでもっと損をしているかも知れない。税の行方、使われ方というものを、市民の皆さんに訴えていくことも我々の仕事だ。
 自治体を取り巻く経営環境が悪い中、自治体も企業並みに大変革をしなければならない。国と地方の上下関係をなくし、地方税・財政制度の改革を進め、地方が自立していく必要がある。そのためには、民でやれることは民に任せるスタイルに持っていくべき。大阪市は、交通局の完全民営化を実施すべきである。


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7月29日 人間力養成講座 第4回講義を開催しました
井上会長
日  時  平成20年7月29日(火)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師  井上礼之 ダイキン工業 会長兼CEO
講演テーマ 「グローバル時代の企業経営」〜日本企業の経営課題〜
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆多様性のマネジメント
 グローバル化の加速により、企業の組織の多様化が進む中、IBMやGEなど米国の先進的企業では、多様な人材を生かす戦略としてダイバーシティ・マネジメントを重要な経営戦略に位置づけている。多様化した組織の運営で大事なことは、尖った人、異質な人、出る杭は認めるということである。しかし、そのような組織は放っておくとバラバラになってしまう。そのため、当社では色々と工夫を凝らしているが、重要だと思うのは、リーダーが経営理念を浸透させ組織を引っ張っていくこと。また、品質基準や生産技術、商品開発、基盤技術開発等のノウハウの確立と共有化に皆で取り組むことや、異なる価値観を持つ人間とのFace to Faceのコミュニケーション力を含めたリーダーシップが大事。これらにより組織を一つの方向に導いていくことができる。多様な人材、強い個でチームを編成していくことが、グローバル競争を勝ち抜く条件である。
◆これからのリーダーの役割・資質
 1点目は社員にビジョンを示し、夢を与えること。2点目は、夢・ビジョンと現実とのギャップから課題を設定し、現場発の戦略を立てること。走りながら変化に応じて戦略を変えていく柔軟性を伴った「実行」が大事。現場感覚に裏打ちされた直感を信じ、それに賭ける勇気を持つこと。3点目は人を見る眼。人を選び、その人の可能性を信じて思い切って任せる。4点目は、社員がこの会社で働き続けたいと思える職場環境を築くこと。最後は、自ら率先垂範し、周囲を動かし、組織全体を動かしていくこと。
 グローバル時代の幹部リーダーに求めたいことは、自分の考えを構築し発信する能力を持ち、好奇心に溢れ、視野を広く持って課題設定力を養うこと。日本人としてのアイデンティティを持って意識的に自我を前面に出すこと。人脈を築くコミュニケーション能力、ネットワーク力、チャレンジ精神を持つこと。明るくナイスな人間であること。人を惹きつける「人間力」の勝負である。


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6月26日 人間力養成講座 特別講話を開催しました
北川塾頭
日  時  平成20年6月26日(木)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講  師  北川 治男 モラロジー専攻塾 塾頭
テーマ  「品性教育−教育再生へのキーワード」

スケジュール
  14:00〜15:00 特別講話講師講話
  15:00〜16:00 特別講話講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆品性陶冶
 品性とは、徳・美徳のこと。より多くの徳、より充実した徳を身につければ、それだけ私達の品性はより強いものになり、倫理道徳、品性というものをしっかりと育てていくことが、結局、その人の人生を創造的な、生産的な、力強いものにしていく。
 戦後の民主主義教育には勿論メリットはあるが、行き過ぎた個人主義が自己中心主義に堕落している。米国でも大変な問題を抱えており、この品性教育がここ十数年関心を集め、しっかりと取り組んでいかなければならない、と教育界が目覚め始めている。私達の顔・形が違うように、価値観は様々あって良いかもしれないが、私達がより良く幸せに生きたいと思えば、小さい頃から培っていくべき人間としての基本的な品性・倫理道徳がなくてはならない。
◆生きる力を培う
 生きる力を、端的に4つのHで表すことができる。HEAD=知的能力、HAND=技術能力、HEART=人と人をつなぐ力、HARA(肚)。HARAとは、「肚の据わった人」という意味で、少々困難があっても、それを乗り越えていく、持ちこたえる力であり、肚づくり教育をもっとやっていく必要がある。このハートと肚は、密接に結びついており、肚が据わると胸を開くことができる。
 私達が肚を据えて生きるためには、生活の基盤がしっかりしていなければならない。その基盤には幾つかのものがあるが、何といっても「家族」。また「国家」も重要な基盤である。日本人は、2000年の歴史を経た日本文化のDNAを担って生きている。敗戦により歴史的な伝統の非連続を経験したが、戦前をそのまま復活するということではなくて、先人が残した伝統の中から何を私達は引き継いでいくのかを改めて考えていくべきだ。
 精神的アイデンティティの確立には、「家族」「国家」との関わり方を見つめ直し、一人ひとりが価値観の形成に取り組んでいかなければいけない。そのためには、「温故知新」という言葉があるが、古典を勉強するのが良いと思う。



6月10日 人間力養成講座 第3回講義を開催しました
寺田社長
日  時 平成20年6月10日(火)14:00〜17:45
場  所 関西経済同友会会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師 寺田 千代乃 アートコーポレーション 社長
講演テーマ 「私の経営哲学」
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆当社のDNA、人材育成
 会社にも社風というかDNAがある。当社では、設立当初から本社社屋のイルミネーション化、餅つき、初詣等、数々の社内イベントを恒例行事として行ってきている。この、社員一丸で何かをやろうというDNAが会社を発展させてきた。
 当社の成長は、間違いなく人の成長が支えている。仕事上のスキルも大事だが、サイバー適塾の塾生のように人間力を高め、魅力のある社員になってほしい。そのような人は、部下から見ると頼もしいし、良いロールモデルになる。

◆皆やればできる
 当社が最も厳しかったのは、92〜 93年の2年連続して会社の売上目標(280 億円)を大きく割り込んだ時。3年目に入る前に、役員が「社長、目標を下げましょう。3年連続で目標を達成できなかったら、社員は皆、本当に自信をなくしてしまう」と言ってきた。私は、支店長全員を集め、3年目は創業 20 周年なので、売上目標を300 億円にしようと言い、色々なことを話した。彼らは「やりましょう」と言ってくれた。その結果、92年からずっと続けてきた改革に継ぐ改革がやっと実を結び出したこともあるが、306億円となり目標達成できた。「皆やればできる」と自信を持ったことが大きな成果だった。

◆CS(顧客満足)とES(従業員満足)  92年にCS 推進室を設置し、顧客満足を見直す取り組みを始めた。お客様から返信される葉書は当初11〜12 %だったが、最近では52〜54%となっている。そのうちの91%が満足という評価を頂けるようになった。これがさらに増えるよう、現場では大変頑張ってくれている。
 社員にとっては、会社の待遇が良いに越したことはない。しかし自分たちの仕事、会社が世の中で認められ、役に立っているということがとても大事だ。お客様から返ってきた葉書(仕事の評価)は、社員にフィードバックし、それを見て、自分の仕事に対するお客様の感謝とか、喜んでいただいたとか、こういったものが自分のモチベーションを上げている。
 私は、個の単位が強い会社を作ろうと経営してきたが、経営者として感激した出来事があった。社内のCS入賞式にて140人の社員に一言ずつコメントを求めると、CS向上を常に考え実践している社員が、所属支店の売上目標、利益目標、進捗状況についても把握し、目標未達項目への決意を述べていた。社員一人ひとりの高いモチベーションが当社の強みである。



5月27日 人間力養成講座 第2回講義を開催しました
樋口会長兼CEO
日  時 平成20年5月27日(火)14:00〜17:45
場  所 関西経済同友会 会議室(中之島センタービル28階)
講演講師 樋口 武男 大和ハウス工業 会長兼CEO
講演テーマ 「熱湯経営〜大組織病に勝つ〜」
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to face ディスカッション
講話内容
◆オーナーから教わり大事にしていること
 教育には3つの要素がある。精神的教育、知識の教育、実践における教育だ。「実践が先、理屈は後からついて来る」。これは大和ハウス工業創業者の故石橋信夫オーナーの言葉であり、理屈だけで物事を解決することを物凄く嫌った。リーダーには現場で率先垂範することが求められる。運が強いことも重要だ。オーナーは「私は幸いにして運が強い。そのお蔭で今日がある。君も運の強い人と付き合えよ。運の悪い奴と付き合うと、運をとられるぞ」と語っていた。類は友を呼ぶと言われるが、楽をしたい評論家タイプの人の周囲には、そういう人達が集まる。実践を重んじ地道に歩む人には、同志との出会いがある。運は自分で運ぶものだ。運の良い人がどういう生き方をしているかを良く見て、見習うべきだ。  私がオーナーから教わり、大事にしている言葉を紹介したい。「リーダーに必要な4つの力」とは、先見力、統率力、判断力、人間力。凡事を徹底することも大切。人の道を守る、約束を守るといった当たり前のことを当たり前にでき、人に感謝する気持ちがないと、人は大成しない。「長の品性の4箇条」は、公平・公正、無私、ロマン、使命感。「3つの切る」とは、古いものを思い切る、新しいことに踏み切る、合理的に割り切るということ。ぜひ自己研鑽に励んで欲しい。
◆チャンスは無数、可能性は何歳になってもある
 チャンスはどこにでも転がっているし、可能性は何歳になってもある。能力の有無よりも、気持ちの持ち方で人生は変わるものだ。プラス志向とマイナス志向では、長い道のりでは全く違った結果を生む。絶対に負けないという信念を持ち、できるだけ多くの人に会い、多くの現場を見て体験することが大切だ。経験の足りない者に人間力がつく筈が無い。ダーウィンの言葉ではないが、時代の変化に適応したものが生き残る。時代の変化を先取りする先見力を持ち、変化し続ける者が勝利者となる。  精神的教育と知識がないと、策を立てることはできない。実践の場を踏んでいないと、鋭い勘は働かない。精神的な土台が出来ていないと、人生の先輩からかわいがって貰えない。無限の可能性を秘めた皆さんには、そういう点を心掛けて努力を続けて頂きたい。



5月16日〜17日 春日大社研修を開催しました
春日大社研修
日  時 平成20年5月16日(金)〜17日(土)
場  所 春日大社




4月15日 人間力養成講座 第1回講義を開催しました
齊藤副社長
日  時 平成20年4月15日(火)14:00〜17:45
場  所 関西経済同友会 会議室(中之島センタービル28階)
講演講師 齊藤 紀彦 関西電力 副社長
講演テーマ 「企業経営に求められるもの〜人材力とリーダーシップ」
スケジュール
  14:00〜15:00 経済界講師講話
  15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
  16:15〜17:45 塾生によるface to face ディスカッション
講話内容
◆はじめに
 企業が経営を革新し、従来の市場・製品・技術を打ち破り、お客様からの信頼を維持・獲得するためには、イノベーションとCSRが重要である。そのいずれにも、トップの意志を社員一人ひとりが常に共有し、それを第一線現場で展開していくための人材力が必要。
◆電力会社におけるイノベーション
 電力会社では、主に技術の組合せや運用の面でイノベーションが生まれてきた。関西電力では、より効率良く電気を送るために、会社設立以来、段階的に送電電圧を上げることを実現してきた。また、送電線の系統構成の面でも、かつて大停電事故を契機に、事故の波及を防ぐ放射状運用が採用されたが、その後の技術レベルの進歩により、現在のループ運用という構成に改めた。従来からの金科玉条のルールを改めることもひとつのイノベーションである。
◆CSRについて思うこと
 少し前に、水力発電所のデータ改ざんが全国的に問題になったことがある。水力発電所では水量の変動により出力が波打ち、設備の範囲内ではあるが、役所の検査を受けた認可出力を超えてしまうことがあった。法令違反だと言われれば見事な法令違反で反省すべきこと。今は通常運転の設定レベルを抑えて運転している。その上で、水資源の有効利用は国家的な要請でもあるので、現在、幅を持たせた運用ができないものか、国土交通省と議論しているところ。
 コンプライアンスに関して気をつけるべきことがある。不祥事や事故が起きると、再発防止対策として新しいルールが山のようにできる。本店が全社一律で決めることが多いが、実際にデータを集め、保管し、判定するのは現場第一線の人。禅の教えに、規則をがんじがらめに徹底的にやると、第一線の人はそれを煩雑だと思って結局はそれに従わなくなることを戒めた言葉がある。管理する立場にある者は、かみしめるべき言葉だ。
イノベーション、CSRともに、既存の体制や権威を創造的に破壊し、過去の延長、居心地の良さから脱却することが必要だ。また、そういうことができる人材を育てていくことが重要。言うは易く行うは難しだが、マンネリ化を防止し、継続していくことがポイントだと思う。



4月7日(月)「サイバー適塾」第6期修了式および第7期入塾式を開催しました
修了・入塾式
16:30〜17:40
リーガロイヤルNCB2階「松」の間 にて
第6期修了式・第7期入塾式
17:45〜19:30
リーガロイヤルNCB3階「花」の間 にて
交流会





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