適塾ダイジェスト
3月15日 談論風発講座発表会を実施しました
発表会風景
発表会風景
日  時  平成22年3月15日(月)
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
スケジュール
 14:00〜17:30 発表会
 17:45〜19:15 交流会


2月8日 人間力養成講座 特別講話を開催しました
中野講師
日  時  平成22年2月8日(月)16:00〜18:00
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル28階)
講  師  中野 裕弓 キャリアコーチ 人事カウンセラー
          元世界銀行本部マネージャー
テーマ   「新しい時代に求められるリーダーの資質」
スケジュール
 16:00〜17:00 講師による講話
 17:00〜18:00 講師と塾生・修了生との討議
講話内容
◆海外で求められる資質〜世界銀行での経験〜
 私は、日本人初の人事マネージャーという形で世界銀行にヘッドハントされた。そこはすごい競争社会。人を押しのけても自分が前に出るという姿勢が当たり前。必須なのは言葉でのコミュニケーション能力。「言わずともわかる」という以心伝心の考えは、西洋では受け入れられない。自分の言葉で発言し、伝える手間を省いてはならない。例えば、会議では質問をする。「When was that?」「What did you do then?」、それだけでも良い。小手先のことかもしれないが、海外では大切。手を挙げて発言することで、会議に参加した印象を残すことが出来る。
◆女性だからこそ求められること
 世銀など上級のマネジメント層で活躍している女性達を見ていると、面白い共通点がある。それは、ほとんどの方が結婚し、子育をして、それから社会に復帰しているということ。海外では、家族などのプライベートが充実してこそ、良い仕事が出来るというのが常識。彼女たちは、社会に復帰すると、人望に厚く、部下に信頼される上司となって出世する。女性の優しさ、母性、傷ついた心を癒す力などが、今、企業に必要とされている。それが欠乏しているために、企業はうつ病対策に頭を悩ますことになっている。
◆これからの社会のあり方
 私なりに、時代と共に変化する人間の意識の成長段階について整理してみた。1つ目は、依存型の社会。モノ・組織に依存し、個の自立はなく、人と人の力(1+1)が2より小さい。2つ目は、自立・独立型の社会。この社会では、個が自立しており、上下関係がなくフラットであり、1+1が2になる。3つ目は、ネットワーク型・相互扶助型社会。この社会は、互いに立体的に繋がっており、密に情報交換がなされる社会。違いや個性を認め合うだけでなく、活かしあう社会であり、1+1が無限大になる可能性がある。ここでは、愛、調和、平和がより身近なものとして感じられる。この世界はもう既に始まっている。


12月17日 春日若宮おん祭遷幸の儀を奉拝しました
春日若宮おん祭
日  時 平成21年12月17日(水)00:00〜2:00
場  所 若宮神社 〜 お旅所


12月11日 教養講座 「能を学ぶ」を開催しました
講話
日  時  平成21年12月11日(金)18:00〜20:00
場  所  山本能楽堂
内  容  観世流能楽師山本章弘様のご講話、能体験、舞台見学などを行い、能についての理解を深めました。


11月18日〜22日 マレーシア(クアラルンプール・ボルネオ島)への海外視察研修を実施しました
マレーシア研修
 
生物多様性の保全等「地球環境問題」の考察を深めるとともに、同国の経済情勢やビジネス環境等を学びました。
日  程  平成21年11月18日(水)〜22日(日)
場  所  マレーシア(クアラルンプール・ボルネオ島)
訪問先・スケジュール
18日(水)
 ・ボルネオ保全トラスト(意見交換)
19日(木)
 ・持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)事務局(意見交換)
 ・三菱商事クアラルンプール支店(意見交換)
 ・JETRO(意見交換)
 ・NTT MSC(意見交換)
20日(金)
 ・セピログ・オランウータン・リハビリテーション・センター(視察)
 ・キナバタンガン河流域(野生動物生息状況の観察)
21日(土)
 ・ボルネオ保全トラストの活動地域(視察)
 ・ロカウィワイルドライフパーク(視察)


10月5日 人間力養成講座レポート発表会を開催しました
レポート発表会
日  時  平成21年10月5日(月)14:30〜19:30
場  所  リーガロイヤルNCB(中之島センタービル2階)
スケジュール
 14:30〜17:50 発表会(2階「花」の間)
 18:00〜19:30 交流会(3階「楓」の間)


9月15日 人間力養成講座 特別講話を開催しました
脇田館長
日  時  平成21年9月15日(火)15:30〜17:30
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル28階)
講  師  脇田 修 大阪歴史博物館 館長
テーマ   「緒方洪庵と適塾」
スケジュール
 15:30〜16:30 特別講話講師講話
 16:30〜17:30 特別講話講師と塾生による討議
講話内容
◆緒方洪庵の生い立ち
 緒方洪庵先生は、1810年(文化7年)、備中足守藩、木下家2万5千石の藩士(現在の岡山市内の西北)の生まれである。実家は佐伯家と言い、十数石の中堅の家臣であり、そんなに豊かな家計ではなかった。父親が大坂の蔵屋敷の留守居役になった際に、洪庵先生も同道することになった。洪庵先生は、その時に、中天游という大坂の蘭学者の塾に入られた。その後、江戸に行かれたりするが、かなり苦学されたのではないかと思う。そして、1838年(天保9年)に瓦町、45年(弘化2年)に、過書町に適々斎塾、適塾をつくられた。
◆適塾での指導
 洪庵先生の弟子は、3,000人とも言われているが、非常に立派な指導者であったと思う。「安逸を思わず、名利を顧みず、唯おのれをすて、人を救はんことを希ふべし」、また、医者は、病人の貴賤貧富を顧みず、病気だけを見ろ、その上で、「命を与ふとも其命を繋ぐの資を奪はば、亦何の益かあらん」と述べ、病人の費用も考えてやれと。こういった具体的なことを塾生に指導されていた。また、医者は病人の信任を得ないといけない。周りの多くの人の好意を得なければならない。俗情(世間)のことも知っていなければならない等の言葉も残されている。さて、洪庵先生の日常は、正月も2日から往診に出かけられるなど、ほとんど休みなく、医者として働かれていたようである。もちろん謹直に生活し、そして勉強もなさっていた。
◆弟子について
 洪庵先生のもとからは、明治維新で活躍した著名な人物が数多く輩出した。官軍参謀の大村益次郎、幕府方で、五稜郭まで粘った大鳥圭介、日本赤十字をつくった佐野常民、医者の長与専斎、高松凌雲、そして福沢諭吉など。諭吉は「福翁自伝」で、当時の適塾の様子を描写しているが、これによると、誰も寝るための枕を持っておらず、勉強して、ごろ寝をして、起きてはまた勉強するといった、当時の塾生達の猛勉強ぶりを窺い知ることができる。


9月 9日 談論風発講座 安全保障 経済界講師講話を開催しました
長谷社友
日  時  平成21年9月9日(水)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師  長谷 登 住友精密工業株式会社 社友 前社長
講演テーマ :「安全保障体制の歴史的考察」
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆日本の安全保障体制の歴史
 1902年に、日本とイギリスとの間で日英軍事同盟が締結された。この条約は、日露戦争において有効に機能することになり、他方では、第1次世界大戦での欧州の同盟国側の劣勢挽回に貢献した。日本は、この同盟により、安全と繁栄を謳歌していた。しかしその後、イギリスでは、旧ドイツ利権を巡る日本への懸念、日本では国際連盟でのイギリスの人権宣言への反対による反発等から、1923年にはこの同盟は失効することになる。これにより、一種の真空状態のような国際関係が生まれ、アメリカ牽制の目的で、日独伊防共協定、日独伊三国同盟を締結するが、これは、諸国との関係を悪くするだけの結果となり、外交上の大失敗であり、日本の命取りとなった。また1941年には、日ソ不可侵中立条約を締結するが、この条約も結果的にはソ連を利するのみとなり、過ちを追加することとなった。これらの失敗の遠因は、日英軍事同盟が失効した真空状態の中、新しい同盟を結ばなければならないとのプレッシャーで、当時の軍部、外交官が、ドイツ或いはロシアに魂を売ったというところにあると思う。
◆日米安全保障条約
 日本は敗戦後、1951年のサンフランシスコ講和条約締結と同時に、日米安全保障条約も締結し、1960年には、改定により、日米の共同防衛体制が構築された。この条約は、いずれかが通告すれば1年後に破棄することが出来ることになっている。来年は締結から50年目の節目を迎え、日本での政権交代もあり、何らかの変化が出てくるのではないか。現実問題として、アメリカ側には日本を防衛する必要がないという解釈もあるのが事実であり、日米安全保障条約は必ずしも盤石ではない。国を守るには、どこかの国と手を組まなければならない。手を組む相手をよく考えなければならない。日本は、独自の生き残り策を、今から考えておかなければならない。これは皆様方の責務である。


9月 7日 談論風発講座 関西の活性化 経済界講師講話を開催しました
萩尾社長
日  時  平成21年9月7日(月)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師  萩尾 千里 大阪国際会議場 社長
講演テーマ 「日本および日本経済が、今、問われていること」
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション


9月 3日 談論風発講座 行財政改革 経済界講師講話を開催しました
帯野代表取締役
日  時  平成21年9月3日(木)14:00〜17:45
場  所  中之島プラザ 11階 第2会議室
講演講師  帯野 久美子 インターアクト ジャパン 代表取締役
講演テーマ 「大阪府はかえられるか?」
        〜(地方)公務員制度改革を例に
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション


8月4日 人間力養成講座 第4回講義を開催しました
井上会長
日  時  平成21年8月4日(火)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講演講師  井上礼之 ダイキン工業 会長兼CEO
講演テーマ 「変革期のリーダーシップのあり方」
           〜激動期の経営の舵取り〜
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆変革期における経営トップの役割
 経営者に必要な役割・資質は何かについて述べる。
 まずは、正解のないものに答えを出す決断力。不況や大きな変革期には、明確な答えがないからこそトップに決断が求められる。
 また、曖昧で漠然とした状況に耐えるタフさ、修羅場をくぐった経験や勘が重要。ロジックで合理的に判断できる問題なら他の人でもできる。先の見えない状況の中、組織として進むべき将来像を描き、行き先を示すことが求められる。経営トップはあまり理屈をこねてはダメ。私の経験からいうと、論理、ロジックの力で押し切ろうとすると、人は必ず面従腹背し、動かない。
 事を成すには戦略を立てることが大切で、私が大事と思っていることを3点申し上げる。1点目は、過去の成功体験を否定すること。過去の成功体験に縛られるとチャンスを?めない。戦略とは捨てることで、何をするかよりも、何をしないかを決めることが重要。創造的破壊を繰り返すことが企業の進化につながる。2点目は、現場不在の戦略は机上の空論だということ。現場に出て、現物を見て、現実を知る。自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じた現場感覚に、洞察力を加えて戦略を立てるべき。3点目は、不透明な時代には走りながら戦略を立てることが必要。決断を下すのに時間がかかり過ぎると、戦略ができた頃には、世の中の方が変わっていたりする。決断した本人が現場に入り、変化に応じて方向修正するといった柔軟性を伴った実行力が重要。
 リーダーシップは、その人の持っている感受性と関係があるように感じる。美しいものを見聞きし、心温まる話を聞いて、自ら素直に感動する感受性がなければ、周りはついてこず、リーダーとして成功しない。リーダーとは自ら引っ張るというよりも、周りの人達がその人を引き立てて、リーダーとしての仕事をさせるものだ。


7月7日 人間力養成講座 第3回講義を開催しました
山中会長兼CEO
日  時 平成21年7月7日(火)14:00〜17:45
場  所 関西経済同友会 会議室(中之島センタービル28階)
講演講師 山中 諄 南海電気鉄道 会長兼CEO
講演テーマ 「私が期待する社員像と役員像」
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to face ディスカッション
講話内容
 期待する社員像と役員像について、今まで経験したことを踏まえ、私なりの考えを3つずつ紹介したい。
◆期待する社員像
 まず業務知識が豊富であること。すべての業務がここに裏付けされていると言え、自信や余裕を持って仕事をすることが可能になる。また問題意識が生まれ、業務改善という発想が出てくる。豊富な知識を持つ上で、自己啓発は重要である。2つ目は、上司に対して影響力があること。上に弱くて下に強いというタイプの人間ではなく、自らの信念を持ち、上司に対しても毅然とした態度で意見を言う。信念がなければ上司からも部下からも信頼されない。3つ目は、逃げないこと。どんな困難な問題でも、途中で投げ出すことなく、挑戦し克服する。
◆経営者に対して望むこと
 1つ目は、会社が目指す方向、将来像などを明確なメッセージとして社員に発信することである。2つ目は、社員との信頼関係があること。私は社長就任以降、批判は甘んじて受ける覚悟で、賃金カットやサウスタワーホテルの営業譲渡など思い切った合理化を行ってきた。その一方で、「なんばパークス」への集中投資を行い、社員のモラール維持に努めてきた。こうした従来の枠組みを越えた経営改革を成し遂げられたのは、社員との間に信頼関係があったからだと考えている。3つ目は、公私混同しないこと。得てして、経営者は裸の王様になりかねない。このことを常に意識し、経営者は日々自分の行動を省み襟元を正していかなければならない。私が委員長を務めた関西経済同友会の昨年度の企業経営委員会では、企業不祥事を発生させないための「経営トップの心得9カ条」を作った。@人間力(素養、資質や品位など)は高く保たれているか、A現場を自分の五感で理解しているか、などの内容を盛り込んでいる。
 自己の評価は自分が決めるものではない。どれだけ会社や社会のために努力しているかを、第三者が見て、評価が下されるものである。


6月23日 人間力養成講座 第2回講義を開催しました
寺田社長
日  時 平成21年6月23日(火)14:00〜17:45
場  所 リーガロイヤルNCB 「雪の間」
          (中之島センタービル3階)
講演講師 寺田 千代乃 アートコーポレーション 社長
講演テーマ 「Small But Excellent」
          〜小さな一流企業を目指して〜
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆3つの起爆剤
 当社の発展には、@「アート引越センター」という、電話帳の一番前に掲載される社名、A「0123」という覚え易い電話番号、Bテレビ等のCMを使って、直接お茶の間に飛び込む、という3つの起爆剤が有効に作用した。
◆「Small But Excellent」
 アートは、引越の取扱いを陸運事務所に申請し、担当官に引越事業の有望性を説明するところから始めたパイオニア。お客様の視点に立ち、「あったらいいな」というサービスをすぐに提供することを基本に、社会の変化を見逃さず、「奥さま荷造りご無用」「コンテナ車利用」「つなぎのユニホーム」「クリーンソックスサービス」「殺虫サービス」「レディースパック」「シニアパック」といった新しいサービスを、次々に開発してきた。
 バブル崩壊時には、92年、93年の2期連続で売上目標の未達を経験し、役員から翌年の売上目標を下げようという声が聞かれる中、敢えて逆に20億円増額した300億円の売上目標を掲げた。できない理由を並べるのではなく、何としてもやりたいという気持ちを皆に植え付けることで、結果的に目標を上回る306億円の売上高を達成した。当社は、何かやろうとすると皆が集まってくるDNAを持った会社。いわゆるエリートと言われる人は少なく、普通の人が多い会社だが、目標を達成しようという時のスピードや、全体でムードを高める力はしっかりと発揮できるのが社風。会社は小さくても、それぞれの部署の一人ひとりが強くて、手ごわい会社、「Small But Excellent」をめざしている。
◆3つの貯蓄
 会社がまだ小さかった頃、ある銀行の頭取から「寺田さん、3つの貯蓄をしなさいよ」と言われた。3つの貯蓄とは、健康・友人・知識の貯蓄のことで、とても好きな言葉だ。皆さんにも、この1年間、会社の立場を離れ、利害関係のない所で様々なことを経験し、3つの貯蓄を心掛けて頂きたい。


6月10日 教養講座 関西フィルハーモニー管弦楽団の練習を見学し、首席指揮者藤岡幸夫氏の講話を開催しました
講話
日  時  平成21年6月10日(水)16:00〜20:00
場  所  オーク2番街
スケジュール
 16:00〜17:00 関西フィルの説明および質疑応答
                    (西濱事務局長)
 17:00〜18:00 リハーサル見学
 18:30〜20:00 藤岡幸夫氏の講話および意見交換
講話内容
◆指揮者の仕事とは
 私はオーケストラのメンバーと一緒に音楽をつくっていくことをとても大切にしている。押しつけて、嫌々演奏をさせるのは良くない。指揮者が焼いた青写真を、まるで楽団のメンバーが自分たちでやりたいことだと思っている時の演奏が最も良い。メンバーのやる気を出し、彼らの持っているポテンシャルを120%引き出して、気持ち良く演奏できるようにする。これが指揮者の一番いい仕事である。
 また、指揮者はオーケストラのメンバーの前で絶対に迷ったら駄目だ。基本的に指揮者が迷うと誰もついて来なくなる。私はBBCフィルというヨーロッパのオーケストラでデビューした。初めてのリハーサルの時に、私の注文に対して、ビオラ奏者は「カラヤンとこの曲を何度もやっているが、そんなことを言われたことがない」と言い、私は「そうですか」と引き下がってしまった。すると、休憩時間に私のデビューを後押ししてくれる人から、「お前は誰だ。カラヤンじゃない、サチオ・フジオカだろう。カラヤンがやらなかったからといって引き下がるな。お前の仕事はあきらめちゃ駄目だ」と怒られた。初めての洗礼を受け、すごくいい経験をした。指揮台に立ったら絶対にあきらめない、それが指揮者の仕事だ。
◆指揮者は孤独
 師匠の渡邊暁雄先生は日本を代表する名指揮者で、私は最後の内弟子として音楽だけでなく色々なことをご指導頂いた。弟子となった最初に、「指揮者は悪口を言われるのが仕事だ。でも、君は絶対に悪口を言ったらいけない、悪口を言われる側の人間になりなさい。悪口を言ってしまったら、君の音楽を汚してしまう」と教えて頂いた。私はその教えを今でもとても大切にしている。また、私はどんなに忙しくても、辛くても、愚痴らずに一言、「それが男を磨くんだ」と呟いている。
 指揮者というのは孤独である。またそうでなければならない。特定の人と仲良くすると楽団はうまくいかなくなる。プレーヤーと距離を置かなければならない。


5月25日 人間力養成講座 特別講話を開催しました
北川元塾頭
日  時  平成21年5月25日(月)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講  師  北川 治男 モラロジー専攻塾 元塾頭
テーマ  「公正な社会と企業倫理」

スケジュール
 14:00〜15:00 特別講話講師講話
 15:00〜16:00 特別講話講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to faceディスカッション
講話内容
◆倫理道徳、人生如何に生きるか
 人間には利己的な心と道徳的な心があるが、残念ながら利己的な精神が強く、物欲に目がくらんでいる。私達は聖人ではないのだから、倫理道徳を絶えず関心の俎上に載せて、それを磨いていく努力をすることが大事である。自分の価値観に絶えず思いをいたし、如何に生きていくかを一生涯考えていく。問題に直面した時は倫理道徳の視点から解決する。人生を生きていく上で力となるものが、正に倫理道徳である。
◆企業倫理、誠実さを貫く経営、公正な社会
 今日、企業倫理について語られることが多くなった。自分としては良くないことと思っても、上司に言われ、企業の利益を上げるために、組織人としてどうするかという悩みに直面した場合、個人の力だけでは解決できない。企業は社会の中で成り立っていくための、拠って立つ精神的支柱を確立していく必要がある。社長や中間管理職、一般の社員などが風通し良くコミュニケーションをすることによって、精神的支柱を確立し、それを共有できれば、個人だけでは解決できない問題を企業として対処できるようになるし、そうならなくてはならない。
 企業倫理とは、公正かつ適切な経営を行うための組織内活動、別の言い方をすればインテグリティ(誠実、公正)の高い組織を作るための活動である。インテグリティは、倫理的な視点から組織の行動に一貫性を与え、しかも硬直的にならず、組織を創造的に発展させていく内発的な力である。経営トップから一般の社員までが、会社の社会における役割というものを自覚し、役割を存分に果たし、誠実さを貫く経営を行う。企業倫理は、個人の行動を縛るもの、というよりも、そこで働く人々が喜び、生きがい、誇りを持って働くエネルギーを与えるものであり、そのことによって企業が創造的に発展していくためのエネルギーとならなければならない。
 また、インテグリティは必ず報われる、という社会を企業は創らなければならない。容易なことではないが、公正な社会をめざし地道な努力をする必要がある。


5月15日〜16日 春日大社研修を開催しました
春日大社研修
日  時 平成21年5月15日(金)〜16日(土)
場  所 春日大社


4月21日 人間力養成講座 第1回講義を開催しました
中野副会長
日  時 平成21年4月21日(火)14:00〜17:45
場  所 リーガロイヤルNCB 楓の間(中之島センタービル3階)
講演講師 中野 健二郎 三井住友銀行 副会長
講演テーマ 「企業の中核人材に求められる『力』」
        〜現場での経験を通じて〜
スケジュール
 14:00〜15:00 経済界講師講話
 15:00〜16:00 経済界講師と塾生による討議
 16:15〜17:45 塾生によるface to face ディスカッション
講話内容
◆中核人材に求められる3つのキーワード
 中核人材には、@本質を見抜く力、A信念を持って実行する力、B当たり前のことを自然にこなす力が求められる。これらが全てではないが、極めて重要なキーワードである。
◆本質を見抜く
 本質を見抜く力は、情報を自分なりにしっかりと解析し、裏に隠された物事の本質まで掴み取る能力のこと。企業の中核人材には、目標達成率などの表面的な数字を見て一喜一憂するだけでなく、背景にある要因を解析し、数字が語る本当の意味を咀嚼した上で、次に採るべき対策へと繋げていくことが求められている。
 本質を見抜くためには、徹底して現場を知ることも重要。私は、これまでに、1,000を超える様々な現場を訪問。技術的なことはともかく、工場等を実際に見ることで、自分の五感で現場を知ることができる。今でも、間接的に報告を聞くだけでなく、なるべく現場を見てから判断するようにしている。
 会社の常識が、取引先や世間には非常識に写ることもある。少し離れて見ると「おかしい」と感じることは、意外に多い。常識や理論から一歩退いて、ちょっと遠くから物事を眺める癖をつけ、本質を見抜く力を身に付けて貰いたい。
◆信念を持って実行する
 信念を持って実行するというのは、口で言うほど簡単ではない。特に、組織の壁を破るには相当の労力が必要。正論は必要だが、正論だけではうまくいかないこともある。組織の壁を破るために、色々な人の力を「てこ」にしながら、外堀、内堀を埋めていく知力も必要。
 信念を持って行動するためには、実績を積み重ね、実績に裏打ちされた自信を身に付けていくことも重要。
◆当たり前のことを自然にこなす
 当たり前のことを自然にこなせてこそ、プロと言われるが、実はそれが一番難しい。プロ意識を持っているだけでは、プロではない。プロでなければ、何の役にも立たないので、是非プロになって貰いたい。また、仕事を楽しんで欲しい。「会社のため」ではなく「自分が楽しむ」ことで、人間力或いは仕事に対する情熱などが生まれ、本人も成長する。
 40歳前後の中核人材がしっかりしている企業こそ、本当に強い企業。皆さんの更なる活躍を心より祈念している。


4月6日(月)「サイバー適塾」第7期修了式および第8期入塾式を開催しました
修了・入塾式
16:30〜17:40
リーガロイヤルNCB2階「淀」の間 にて
第7期修了式・第8期入塾式
17:45〜19:15
リーガロイヤルNCB3階「花」の間 にて
交流会


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