講話内容

堀井 良殷 大阪二十一世紀協会 理事長 講話
日  時 平成22年9月16日(木)14:00〜17:45
場  所 中之島プラザ 11F 第2会議室
講  師 堀井 良殷 大阪二十一世紀協会 理事長

講話内容
■関西活性化の視点
 一点目は、より遠くの未来を見る、そのためにより遠くの過去を見ること。二点目は、客観的な視点で現状認識と歴史的考察をおこなうこと。三点目は、物事を真正面から捉えて質的考察をおこなうこと。これら複合的、複眼的な視点が必要である。そして真実の解決策に迫るには、複雑な世の中の答えの無い中に迷い込んでみるのも必要だと考える。
■閉塞感からの脱却
 若者の精神の衰弱感、出る杭が打たれる組織文化、世界最低レベルの英語力、女性登用の不足感、就職難。先進国で豊かと言われる日本でも、これらさまざまな課題があり、衰退軌道に乗っているのではないかという疑問がわいてくる。
 ただ、日本は他国に無いポテンシャルを持ち合わせており、まだ逆転は可能である。逆転のスイッチをオンにすれば衰退路線から持続可能路線への転換を図ることができると考えている。そのトリガーは、使命感ではなかろうか。
 日本の先進技術等の生活文化を、いかに省資源で、且つ環境配慮型で、安価に世界に提供できるかということに取り組むことが使命感になるのではないか、と考えている。
■働き方について
 今後、雇用は海外にも積極的に求めていっても良いのではないだろうか。例えば、給与水準の低い国で低コストでのものづくり、ビジネス指導、研究開発など日本人が活躍できる場所は少なからず存在するはずである。
 国内では、高度研究開発に携わったり、普及版とは違う次世代の研究開発をおこなう、また、世界のオンリーワンの技術に基づいたものづくりをし、そのノウハウをブラックボックス化して製品を世界に供給していくといった働き方もあるのではないか。また、日本経済の基本は古来から勤勉に働くことがすべてであると言われている。
 国内外にかかわらず、日本人ならではの働き方を真剣に考え、実践し、常に勤勉さを忘れないこと、この点に関西の未来があると考えている。



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