講話内容

萩尾千里 取締役社長 講話
日  時 平成20年9月4日(木)14:00〜16:00
場  所 関西経済同友会会議室(中之島センタービル 28階)
講  師 萩尾千里 大阪国際会議場 取締役社長

講話内容
◆夢と志、洞察力について
 この4月に熊本県知事に就任した蒲島郁夫氏は私の高校時代の後輩だが、経歴がユニークである。非常に貧しい中で育ち、農協勤務等を経て渡米し、ハーバード大学大学院を修了、東大教授を歴任し、現職である。夢を持って努力をすればそのくらいのことはできるということである。そのためには感受性を高めて、夢やロマン、志を持ち、実行していくことが重要である。現場を絶えず見て将来を見通す。つまり洞察力が必要であり、それには色々な人の話を聞き、原点に触れることが一番いい。知識だけではいい仕事はできない。知識プラス実行力、要するに自分で第一情報に触れる、現場を踏む、そこからものごとを考える。私自身の新聞記者での経験でも、現場を踏んで、第一情報に接し、また絶えず自分の仮説を持つ、それらにより特ダネを幾度となく手にすることができた。
◆言うべきことを言える関係作り
 私は、自分なりに中国の発展のために協力してきたという自負がある。中国の人からも親中的だと思われているが、私は国内でも中国でも中国の批判も含め言うべきことを言ってきた。そのような関係を政府ベースでも、個人ベースでも、民間ベースでもどんどん作っていって、お互いの信頼関係を構築することが重要である。外交も人間がすることなので情があると思っている。何か問題が起こってから話し合いをしても、なかなか相互理解はできない。それまでの付き合いが重要である。これには長期的な読み、洞察力が必要。これは企業経営でも同じであり、5年先、10年先がどうなるのかということを読んで、布石を打っていく。それが企業の競争力につながっていく。
◆対等な日中関係の構築
 現在の中国はそんなに心を許せる国ではないと思っている。甘い考えでは、日本は中国に飲み込まれてしまう。日本は、したたかに中国と付き合って負けないようにしながら、良い関係を作っていかなければならない。日本はできるだけ突っ張って、対等な関係の中で対中関係を良くしていかなければならない。




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