講話内容

中村 利江 会長 講話(Webによる遠隔講義)
日  時 平成23年6月27日(月)13:00〜16:15
場  所 NTT西日本研修センタ会議室
講  師 中村 利江 夢の街創造委員会株式会社

講話内容
◆出前館の戦略
 夢の街創造委員会が運営する'出前館'は、地域密着型の宅配デリバリーのポータルサイト。現在では、チェーン店のみならず、個人店にも加入が広がっている。1社でサービスを運営するよりは、複数のお店が集まって、様々な商品から選ぶことの出来るサイトの方が、消費者にとって好ましい点や、コストメリットがある点で優れている。新規事業には戦略が必要。出前館の戦略を3つ紹介したい。1つ目は、手数料の水準。従来のチラシ配布よりも、販促費率が低くなるように、手数料を決定し、コストメリットを提供している。2つ目は、加入店がパソコンを一切使わない方式を採用したこと。店舗は、パソコンとの相性は悪いと考え、ファックスでの注文方式を採用した。現場の実際のオペレーションをベースにして、出来る範囲内で、新しい仕組みを考えることが、新規事業では重要。3つ目は、提携策。任天堂と提携し、ゲーム機Wiiでの出前チャンネルのサービスを提供している。
◆常に顧客価値を創っていくこと
 私達ベンチャー企業は、大手企業と違って、既存のビジネスを変化させるのではなく、ゼロから新しいビジネスを生み出すことがミッションだと考えている。現在、私はカルチャー・コンビニエンス・クラブの仕事をメインに取り組んでいる。出前館でも独自のポイントシステムが存在したが、出前館以外の様々なサービスでも利用出来るポイントの方が、お客様にとって好ましいと考え、インターネット上で、Tポイントを利用できるサービスとして、出前館を最初の提携先にして欲しいと訴えた。これがきっかけで、Tポイントの仕事に携わることになった。Tカードは、20代の60%が持っている。今後、様々な分野と提携し、より広い年齢層が持つサービスにし、さらに価値あるものにしていきたい。常に顧客価値を創っていくことが、新規サービス・新規ビジネスにつながる。この価値を創り続けていくことが、ベンチャーだと思う。



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