講話内容

ビル・トッテン 社長 講話
日  時 平成23年5月24日(火)14:00〜18:00
場  所 関西経済同友会 会議室
講  師 ビル・トッテン アシスト 社長

講話内容
◆日本は伝統的な価値観を取り戻すべき
 近年、日本では、経営に関する価値観が変わってきている。昔は、松下幸之助氏が言っていたように、企業の役割は国民の幸福に資することという考えが底流にあった。しかし、近年では、株主重視の姿勢、儲けのためにはリストラも厭わない姿勢など、価値観が大きく変わってきている。日本では、戦前までの道徳教育、また仏教や儒教の影響で、権力者は、自分が預かっている権力を、皆のために使うべきという考え方が、主流であった。高度成長期の日本は、このような考え方を教えられた経営者が活躍していた時代。しかし、20〜30年くらい前からは、戦後のアメリカ的教育を受けた経営者の時代となり、社会は、どんどん貧富の差が大きくなり、自殺率も高い社会になってきている。私は、日本は、伝統的な価値観を取り戻すべきだと考えている。

◆経済規模縮小に備えたライフスタイルを
 私は、将来的には、日本の経済規模は、今の半分くらいになる可能性があると考えている。そのような局面に備えて、従業員には、常日頃から、質素な生活をするように言っている。必要なものは何でも買い揃え、また流行に合わせて買い替えていくという考えは間違い。私も、家庭菜園に取り組んでおり、有機栽培で、家族に必要なほとんどの食糧を自給出来ようになった。もし、我々が、遊びに費やしている時間を、家庭菜園に振り向ければ、瞬く間に、食糧自給率を100%に戻せるのではないかと思う。食糧問題と並んで、もう一つの大きな課題がエネルギー問題。原油生産量のピークは、2005年で、それ以降は、徐々に減っており、このままでは、10年後に使える石油は、5年前の半分程度になる見込み。このような状況に対処するには、一つには、風力発電等の再生可能なエネルギー分野に、政府の補助金を振り向け、力強く新エネルギー分野をサポートすること。もう一つは、エネルギーの無駄遣いをやめることである。



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