講話内容

樋口武男 会長 講話
日  時  平成24年6月18日(月)14:00〜16:00
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講  師  樋口武男 大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長兼CEO

講話内容
◆創業者から引き継いだ夢に向かって
 大和ハウスの創業者、石橋信夫が亡くなる前に残した「100周年のときに10兆円の企業グループ」という夢を実現するための取り組みを進めている。たとえばリチウムイオン蓄電池だ。今月13日に100万セルの新工場が完成した。トヨタの奥田さんから「おたくは何屋さんを目指してるのか」と言われたことがある。世の中の人が求める商品を送り出したいと答え「中小企業はスピードが命です、スピードがなかったら大企業には太刀打ちできません」と申し上げた。1兆8,000億を超えてきた企業が中小企業では通らないかもしれないが世界を眺めると10兆円を超えている企業が50社ある。だから、その辺と比べると、まだまだ中小企業の域を出ていない。
 日本だけ見ていては戦えない時代になった。グローバル人材育成のため、4年前に大和ハウス塾をつくった。外部の専門家の教育者を入れて、内部は役員が交代で講義し、175名の卒業生が出た。そのうち35名がグループ会社の社長や当社の役員になっている。

◆リーダーに必要なこと
 大和ハウス塾では、リーダーの持つべき4つの力を教えている。先見力、判断力、統率力、人間力だ。前の3つは、理屈で何となくわかるだろう。しかし、人間力。人間力は難しい。あの人にものすごい魅力を感じる、その魅力とは何か、説明できないだろう。人間力は、多くの現場を踏み、苦労しなければ身につかない力だと思う。
 判断基準として6つ示している。お客様にとっていいことか、会社にとっていいことか、従業員、社員にとっていいことか、株主さんにとっていいことか、世の中のためになることか、将来にわたっていいことか、この6つの判断基準で判断しろと言っている。  公平・公正、無私、ロマン、使命感、これが品性の4カ条だ。これもちゃんとわきまえねばならない。
 大和ハウスは不器用な武骨な会社と思う。武骨な生き方をしてきたかもしれないが、王道を歩んできた。人に迷惑かけないようにやってきた。それが、企業が永く、サステナブルな企業として続く要素だと思う。



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