講話内容

角 和夫 社長  講話
日  時 平成25年6月17日(水)14:00〜17:45
場  所 関西経済同友会 会議室
講  師 角 和夫  阪急阪神ホールディングス 代表取締役社長

講話内容
◆創業者・小林一三のビジネスモデル
 小林一三は、後発のベンチャービジネスとして様々なアイデアを事業化し、一気呵成に突き進み、やり抜いていく「胆力」を持っていた。住宅開発、遊園地、デパートなど都心と郊外を結び、双方向の輸送需要を生み出した。また、カリスマ的な経営者であった為、株の支配をする必要がなく、多数の事業を自立・独立させた。

◆社長になって10年「バブル処理と変化への対応」
 鉄道会社としてお客様の安全を第一に置きながら、徹底的に膿を出し、情報をきちんと開示した上で、経営責任を明確にすることを念頭にバブル処理を遂行した。残念ながら2年間無配としたが、厳しい時期を経て普通の会社に戻ることができた。また、沿線がお客様の支持を受けていることが唯一にして最大の経営戦略と位置付け、事業のリプレイスや百貨店の新たな魅力を打ち出すための取組みなど時代の変化への対応を進めている。

◆好きな言葉と仕事観
 好きな言葉は「誠実、謙虚、バランス感覚」「流水不争先」。流水先を争わずとは、川の流れの水がその前に流れている水を追い越せないように、自然の摂理に反することなく、自分のなすべきことをやることが重要だと思っている。また、自身の経験として、ビジネスの成功の秘訣は自分でやること。そして今いる職場で一生懸命取組み、仕事を好きになることが、何よりの財産になると感じている。

◆企業の価値とは、従業員パワーのシグマである
 企業の価値は、時価総額でもキャッシュフローでもなく、従業員パワーのシグマ(総和)である。チーム全員で議論し、目標を共有し、実行した結果を公正に評価する繰り返しが従業員のモチベーションの維持向上になる。マネジメントをする人にはその実践をお願いしている。



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