講話

日  時 平成26年7月2日(水)13:00〜16:00
場  所 関西経済同友会 会議室
講  師 高市 早苗 衆議院議員
講演テーマ  「私の政治哲学」

講話内容
◆政調会長のこだわり
 一昨年12月の政調会長就任以来、とにかく内閣と与党の一体感を大切にしてきた。前政権時代には、内閣と与党の足並みの乱れにより、政治の安定性や信頼性が失われていたからだ。政治の意思決定プロセスの不透明性や不安定感は、対日投資にも悪影響を及ぼす。自民党の選挙公約を安倍内閣が着実に実行している以上、内閣と与党が一体となって国民に対する責任を担うことは当然だ。ただし、法案などの閣議決定に先立つ党内審査では、徹底的な議論と条文修正を行っている。閣議決定後に国会に提出された法案に、与党議員が一致して責任を持てる環境を作るためだ。不人気な政策もあるが、中長期的に国家国民のために必要だと確信できる政策なら、主権者を説得するべきだ。

◆政調会長として国会議員として心がけていること
 人事さえ成功すれば、仕事の6割以上は成功だ。1人で全分野の政策を担うことには限界がある。自民党には豊かな専門知識を持つ議員が多いので、私自身は、適材適所の人事を行い、新たな政策課題を示し、新規法案や提言書の作成を促すことで、役割を果たせると考えた。ただし、成果の発表時には、実務で汗をかいた議員に「主役」になっていただくことを心がけている。
 そして、松下幸之助氏から学んだことだが、「衆知を集めること」、「経営の成否はすべて経営者1人の責任である」ということ。政調会では、成長戦略や予算編成などでは激しい議論になるが、多数の意見を伺い政策に厚みを出し、決定した内容には自分が全責任を負うべきものと考えている。
 1人の国会議員としては、「主権者の代表」としての矜恃だけは決して忘れない。

◆トップの資質とは
 「君子豹変す」だ。間違いに気付いた瞬間、どういうアクションをとるかでトップの資質が問われる。自分のプライドを優先して誤った政策を続けると、国益を失うことになる。



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