講話内容

萩尾千里 社長 講話
日  時  平成19年6月19日(火)14:00〜17:45
場  所  関西経済同友会 会議室(中之島センタービル 28階)
講  師  萩尾千里 大阪国際会議場 社長
テーマ  「人間力について」

講話内容
◆高い志が仕事の原動力
 企業のエリートというと、ある時期から社内管理型業務が中心となり、社内の価値観に固まっていく傾向にあるが、社外の世界に絶えず目を向けるだけでなく、社外に身を置き、社外の価値観に接触することで、単一思考とならないにしなければならない。また、仕事は1人でするわけではなく、求心力を強めながら遂行し、成果を出していく。そのため、人をどう動かしていくかということで「人間力」が最終的に問われるが、そのベースになるのが志をどう持つか。高い志が仕事の原動力になる。

◆危機意識を持つ
 日本は高度成長後、成熟するにしたがい失速していく。大阪も活力が無くなって来た。なぜそうなったのか。社会が「機会の平等」ではなく「結果の平等」を求めるようになり、競争意識が無くなってきたからだ。そうした中で、社会が活力を維持していくためには、知的ハングリーを刺激し、今までとは一味違った多様な人材を育てていく必要があるのではないか。今までどおりの知識偏重型で競争原理も意識せずに育成していると、国際社会の中では勝てない。また、成熟社会になると人情として安定を求めるようになるが、挑戦者が必ず下から突き上げてくるという危機意識を常に持たなければならない。

◆社会に貢献していく志
 正しい金儲けは悪いことではない。何のために金を儲けるのか、自分たちが出来る範囲内で、どのように社会貢献していくか、という志をしっかり持つことが大事だ。

◆塾生への期待
 人間力とは何かといった場合、知識だけでなく、高い志、理念、哲学、ロマンを持って、社会に貢献が出来るかが重要。塾生の皆さんも企業の中枢にいるのだから、高い志を持って日常の仕事に取り組んでほしい。
 本当に大きな事業を成し遂げた人は、非常に子供っぽいロマンを持っている。だから、志を持つことが人間力を強くすることに結びついていく。



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