過去の活動

人間力養成講座 特別講話を開催しました

開催日:2008年9月10日

場所:リーガロイヤルNCB「楓の間」(中之島センタービル 3階)

テーマ:「遺伝子研究から見た人間力について」

講師:村上 和雄 筑波大学 名誉教授

講話内容

◆ポジティブな遺伝子をスイッチオン
 遺伝子には一種のスイッチがあり、オンで遺伝子が働き、オフで働かなくなる。もし才能を伸ばす遺伝子、健康になるための遺伝子のスイッチをオンにして、病気になる遺伝子をオフにすることができれば、私達の可能性は何倍にもなるかもしれない。遺伝子暗号を変えることはできないが、心を変えると遺伝子の働きが変わるのではないか。陽気、感動、祈りといったポジティブな感情が、良い遺伝子のスイッチをオンにする、という仮説を一つひとつ証明していきたいと考えている。

◆科学の大発見にはリーダーの情熱、直感が必要
 世界で最初にヒトレニンの遺伝子を捕まえ、全遺伝子暗号の解読に成功した。科学には、客観性、理性、知性がもちろん大切だが、科学を進めるプロセスには、感性、直感、インスピレーション、特にリーダーには情熱が無いと駄目。大発見には常識を越えなければならず、絶対いけるという勘、やり遂げるという思いが必要である。

◆サムシング・グレート
 ヒトの細胞に遺伝子暗号を書き込み、それを間違いなく動かしているのは一体誰なのか。私は、それをサムシング・グレートと呼んでいる。今の科学では全くわからないが、この存在が無ければ、私達はそもそも存在しない。細胞を一から作ることは、世界の学者が全て集まってもできない。命の根本原理について、私達はほとんど何も知らない。生きているということが、細胞1つでも如何に凄いことか。まして、人間が生きているというのは、ただごとではない。

◆日本の出番
 日本には「いただきます」「おかげさま」「もったいない」「ありがとう」という素晴らしい言葉がある。言葉は文化の鏡。日本人はそういう文化を何千年来、持ってきた。そういう精神的な伝統と科学技術力、経済力を持つ国は日本しかない。ダライ・ラマ14世は、21世紀は日本の出番だと言う。私は、多くの人と共に喜び、良い遺伝子のスイッチをオンにしていき、そしてサムシング・グレートを感じ、感謝し、感激する感性を豊かにして、日本を世界に役立ついい国とするために働いていきたい。

Top