サイバー適塾の開塾式を3月25日に開催いたしました

開催日:2002年3月25日
サイバー適塾運営協議会は、平成14年3月25日(月)、「サイバー適塾」の開塾式を開催いたしました。
「開学」と「入学」の両方の意味合いを持つこの開塾式には、多数の財界関係者および学界関係者が集まり、サイバー適塾の開塾と第1期塾生の門出を祝いました。
小林陽太郎 経済同友会代表幹事からビデオレターによるご祝辞がありました。
会場の様子
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開塾式会場
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秋山名誉塾長
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浅田会長
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寺田塾長
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小林経済同友会代表幹事
ビデオレターによるご祝辞をいただきました。
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エズラ・ボーゲル ハーバード大学教授
いただいたメッセージを司会者が代読しました。
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井上塾長
開塾式に引き続き、人間力養成講座の第1回講義が行われました。
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サイバー適塾ホームページの紹介
塾生は電子掲示板を利用して、インターネット上でもディスカッションを行います。
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ディスカッション(グループA)
人間力養成講座の講話の後、2グループに分かれ、活発なディスカッションが行われました。
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ディスカッション(グループB)
経済同友会 小林陽太郎代表幹事のメッセージ
関西経済同友会の発想によるサイバー適塾の発足を心よりお喜び申し上げます。
「国際的なパワフルなリーダーを育てる」という趣旨にもありますように、今日の、あるいは将来の日本が、世界の中で親しまれ、尊敬され、その存在感のある歩みを続けて行く上で、パワフルなリーダーシップは不可欠であり、サイバー適塾からそういった将来のリーダーが続々と輩出されることを心から望んでおります。
パワフルなリーダーシップというと、いくつかの大切な資質があると思います。何よりも高い志が必要でしょう。強い信念が必要でしょう。また、深い教養が必要でしょう。そして行動力。最後にこういったものを全て含めた人間的魅力がなんといってもリーダーシップのパワーの源泉であると思います。
ハーバードビジネススクールのロザベス・モス・カンターという先生が、「個人でも、企業でも、あるいは地方でも、世界的というレベルまでいった人とか会社には共通点がある。それは、コンセプト、すなわち志であり、戦略であり、信念である。そのレベルの世界的な高さ、そしてコンピテンス、それは技術力とか説得力とか営業力とかである。しかし、最終的には、個人でいえば、人間的魅力にコンピテンスは結集される。そして最後に、そういったものを広く行動として信頼に結びつけていくためのコネクション、これを世界的なレベルで持つか持たないかが、人でも、企業でも、地方でも、世界でも、そのレベルの高さを決める。」といっているが、このサイバー適塾が、ここに集まる方々の志と、またここにいろいろな形で先生として、あるいは塾頭として参加される豊富な経験をもった先輩の方々の非常に熱意あるインタラクションの中で、さっき申し上げたような、志、信念、教養、行動力、そういったものを総合した人間的魅力というレベルで、これから切磋琢磨し、いろいろなアイデアを交換し、段々とそのレベルが高くなって、継続的に日本の将来を背負うパワフルなリーダーシップが輩出されていく、というのは、本当に楽しみであります。
我々経済同友会としても、このサイバー適塾のこれからの歩みについては、大きな関心ともに、非常に熱烈な応援を送りたいと思います。とともに、機会があれば、一方で私も個人的に一所懸命進めている日本アスペン研究所での古典を中心にしたリーダーシップ育成の活動などとも、何らかの形で交流等が実現できれば、こんなにうれしいことはありません。タイムリーな、しかも大変大きな日本の必要性に沿ったサイバー適塾の誕生を改めて心からお祝いして、私の祝辞にさせていただきます。
皆様のご健闘と、サイバー適塾のご発展をお祈りいたします。