過去の活動

第5回人間力養成講座を6月28日に開催いたしました

開催日:2002年6月28日

テーマ:「企業の遺伝子」

講師:津田 和明 サントリー 相談役

企業には、色濃く残る“遺伝子”があり、この“遺伝子”を生かし、活用していくことが大切であるとお話しいただいた。
以下要旨

津田和明講師講話

企業には、それぞれに遺伝子のようなものがある。我社も創業者“鳥井信治郎”の持っていた遺伝子が色濃く残っているとつくづく思う。
鳥井信治郎は、好奇心が強く、新しいモノ好きで、ベンチャー精神のかたまりであり、ハイカラ好きで、宣伝に対する関心が強い人だった。この遺伝子は、現在のサントリーにも確実に残っている。
このような遺伝子のほかに、会社の事業を継続することによる新しい遺伝子が生まれてくる。我社の場合は、口にするものを扱っているため、中味の品質に対するこだわりと、絶対に失敗しないという緊張感は徹底している。
また、扱う商品の性格によって生まれる会社の風土もある。我社の商品は、機能商品ではなく官能商品であり、大衆消費財である。そのため、企業イメージを大切にし、楽しく明るくやっていこうという風土が存在する。
このような遺伝子は、活用しないとやがて消えてしまうものである。企業活動においては、企業の遺伝子をどのように活用するのかが極めて大切な要素となる。

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