過去の活動

談論風発講座 関西の活性化 経済界講師講話を開催しました

開催日:2013年9月04日

場所:中之島センタービル14F会議室

テーマ:「アジアの中の関西 ~インバウンドによる関西の成長~」

講師:福島伸一 新関西国際空港株式会社  代表取締役会長

講話内容

◆「アジアの中の関西」の視点でインバウンド産業を
 関西から飛行機で、近くは1時間、遠くても7時間ほどでアジアの国々に到着する。アジアは近くにある巨大マーケットだ。「日本の中の関西」から「アジアの中の関西」へ視点を移してインバウンド産業による関西活性化について概要を紹介したい。インバウンド産業とは外貨を稼ぐ産業だ。非常に裾野が広くて雇用の増加も期待できる。内需型であり、あまり大きな投資はいらないが経済効果は大きい。海外からお客様一人が日本に来られて10万円使うとして1000万人の来日増加で1兆円だ。1兆円の新しいビジネスとして戦略的に取り組んでいくことが必要だ。関西は100㎞圏内に5つの世界遺産の他、全国の国宝の約6割、重要文化財の約5割が集積し、そして関西を発祥の地とする多様な文化と伝統芸能がある全国的にも稀な歴史・文化地域である。これらの魅力的な観光資源を活かし、「オール関西」で官民が連携して情報発信を強化し、MICE/IRの誘致など、戦略的なインバウンドへの取り組みが重要である。

◆私からの塾生の皆さんへの提起
 リーダーになるためのプロセスとして3つお話したい。①ビジョンを、夢を、想いを構築すること。ワンランク上の立場で考える。頭の中で考えているだけでは何の役にも立たない。発信せよ。発信の目的は仲間・信奉者をつくること。仕事は一人ではできない。この人のためなら、と思ってもらえることが大事。②建前でなく本音で対話せよ。ネガティブでなくポジティブ。常に前向きな対話を。価値観の共有、課題の共有、情報の共有を。③挑戦。明るく元気に前向きにスピーディーに挑戦し、実践し、成果をあげること。 私の好きな言葉に「才を磨いて徳を高める」がある。是非とも皆さん方には社会、会社の役に立てるような企業人、リーダーになっていただきたい。

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