過去の活動

談論風発講座を12月6日に開催いたしました

開催日:2002年12月06日

テーマ:「関西の活性化と観光産業」

講師:山下 和彦 大阪国際会議場 社長

山下和彦講師講話

○21世紀の課題と方向性
関西の活性化という問題を考えるならば、まず、21世紀の方向性というものを考える必要があると思う。21世紀の課題は、概ね自然科学万能の時代であった20世紀のツケとも言える自然破壊・環境破壊および人間性の喪失の早期解決を図ることである。

○21世紀の産業構造の方向性
21世紀の産業構造は、健康産業、芸術産業、情報通信産業、観光産業の4本柱を中心に回転していくことになると思う。この中での大玉はIT産業と観光産業で、双方それぞれが70兆円の期待値が見込める産業である。

○関西のチャンスがIT産業と観光産業にある
まず、「コンテンツは廉価であらねばならない」という前提が絶対的条件として存在する昨今の映像産業では、コンテンツ大不足時代が始まってきている。関西人は(属性として)、物見高い、好奇心旺盛、クリエイティブ、そして、中小企業のエネルギーが強い。さらに、USJのインセンティブがちらほら出始めている。これらの関西の優位性がコンテンツ産業をのせていくという仕組みがあるのではないか?次に、観光産業においては、日本中で最も恵まれた観光資源を保有する関西の優位性を十分に発揮できていない。関西の恵まれた観光資源を活用しないとなると、日本のためにもならない。我々は、「任にあるものがやらないといけない」という気概を持って取り組んでいくべきであろう。

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